女性の働きやすさを追求する新プラットフォーム『ワタシモ』の魅力と使い方

新たな働きやすさをサポートする『ワタシモ』

2022年6月、女性の視点から働きやすい職場環境を提供することを目的に、クチコミプラットフォーム『ワタシモ』のβ版が遂に公開されました。このサービスの背景には、日本国内における女性の労働状況の厳しさがあります。

女性労働力の現状

日本では、2022年の時点で女性の労働人口が全体の44.5%を占め、約3040万人に達しています。しかし、女性が第一子出産後に退職する割合は46.9%という驚くべき数字です。この数値は、第二子、第三子の出産時にもそれぞれ約20%の女性が職場を離れています。これは、女性自身のキャリアや収入だけでなく、企業側にも人材不足という重大な問題を引き起こしているのです。

課題解決のための調査

株式会社ワタシモでは、この状況を鑑みて、産前産後休暇中や子育て中の女性、さらには将来的に子どもを望む女性へのヒアリングを行いました。調査結果からは、育児と仕事の両立に必要な情報が十分に得られていないことが明らかになりました。具体的には、就業先の環境、労働時間、福利厚生の実態などが追求され、これらの情報不足が就職活動に支障をきたしているという点が浮き彫りになったのです。

『ワタシモ』のサービス概要

このようなニーズに応える形で開発された『ワタシモ』では、企業の福利厚生制度の基礎データに加え、実際にその制度がどれだけ利用されているかを把握することもできます。さらに、企業に対する評価を定量的に示す機能も搭載しています。これは、女性が職場選びで考慮すべき要素に対する具体的で実践的な情報を提供することを目指しています。

ユーザーは、特定の状況下（例えば子どもの病気など）における周囲の反応についても具体的なクチコミを閲覧でき、それぞれの投稿には投稿者の子どもがいるかどうかの情報も明示されています。これにより、同じような状況を経験している女性たちにとって、有用な情報が得られる仕組みとなっています。

利用方法と今後の展開

『ワタシモ』は女性限定で利用可能で、完全に無料で提供されていますが、クチコミを読むためには自身の勤務先（または退職から2年以内）の企業に対するクチコミを投稿する必要があります。このβ版では、すでに多くの企業ページが公開されており、今後も随時新たな企業が追加される予定です。現在は以下の10社が初めて掲載されています：

- アクセンチュア株式会社
- 株式会社サイバーエージェント
- ソフトバンク株式会社
- 株式会社ディー・エヌ・エー
- 株式会社電通
- 株式会社メルカリ
- ヤフー株式会社
- LINE株式会社
- 楽天グループ株式会社
- 株式会社リクルート

まとめ

『ワタシモ』は、今後の女性の就職活動において大変役立つ存在となることでしょう。具体的な情報が集まり、活用されることで、女性たちが安心して働きやすい職場を見つける手助けになることを期待しています。さらに、『ワタシモ』の運営会社である株式会社ワタシモは、「誰にとっても生きやすい社会」というビジョンを掲げており、その実現に向けた取り組みは注目に値します。

ぜひ、公式サイト（ワタシモ）を訪れて、詳細な情報を確認してみてください。