NTT都市開発、ボストンで進む新たな賃貸住宅プロジェクト
NTT都市開発株式会社は、米国現地法人を通じて、マサチューセッツ州ボストン都市圏において新たなバリューアップ型賃貸住宅を取得したことを発表しました。この地域は、ライフサイエンス企業や多くの大規模企業が集まり、約500万の人口を抱えており、今後も堅調な住宅需要が見込まれています。
ボストンの魅力と市場分析
ボストンは、世界トップレベルの大学が存在し、優秀な人材が集まる町としても知られています。また、多様な大企業が集積しているため、安定した経済基盤があります。これらの要因から、住宅需要は依然として高水準が維持されています。NTT都市開発は、このエリアでのデジタル商材の活用や居住者向けのアメニティの充実を図り、より豊かな住環境を提供することを目指しています。
プロジェクト概要
1. One India St
取得した物件の一つ、One India Stはボストン市内のダウンタウンに位置し、生活利便性が非常に高い場所です。周辺にはオフィスビルや商業施設が充実しており、歴史的な公園も近くにあります。このエリアは職住近接を求める単身者や共働き世帯に人気が高いです。物件は1898年に建てられ、100年以上の歴史がある外観を持ち併せています。現代的なスマート設備を導入したリノベーションを行い、質の高い住環境を提供します。
2. The Batch Yard
もう一つの物件、The Batch Yardはエバレット市に位置し、ボストンの中心部やケンブリッジまでアクセスが良好です。周辺地域には商業施設の複合開発が進められており、さらなる発展が期待されています。この物件は元々キャンディ工場として利用されていた建物をリノベーションしており、高天井とコンクリートの内装が特徴です。今後はデジタル商材を導入し、住環境の向上を図ります。
今後の展望とグローバル展開
NTT都市開発は2019年に米国初の住宅事業に参画し、ニューヨークやボストン、ダラスなど様々な都市でのプロジェクトを展開しています。今回は、特にボストンエリアでの蓄積したノウハウを活かし、ビジネスの展開やプロジェクトの成功に向けた取り組みを進めていきます。さらに、NTT都市開発は東海岸を中心に協業を行っているLCORやSynergy Investmentsと連携してプロジェクトを進めており、今後の成長にも大きな期待が寄せられています。
このように、NTT都市開発がボストンで進める2つの新プロジェクトは、地域の市民の生活を豊かにする重要な取り組みであり、今後の展開が注目されています。