松商学園がVTuber制作プログラムを実施生徒のキャリアを支援する新しい取り組み

松商学園が新たに展開するVTuber制作プログラム

松商学園高等学校が行ったVTuber制作プログラムは、2025年4月に開校される通信制課程の生徒たちを対象にした先進的なキャリア学習の一環です。このプログラムは、株式会社Edutainment-Lab（本社：東京都渋谷区）が運営するMEキャンパスによって実施されました。プログラムは、デジタルクリエイターに興味を持つ高校生のために設計され、VTuberアバター制作を通じて学びを深める機会を提供しています。

実践的なカリキュラム

この短期プログラムは、9月に2日間にわたり開催され、生徒たちは「VTuberモデリング専攻」の基本操作を習得しながら、実際にアバター制作に取り組みました。参加者は動画教材を用いた学習の他、専任のコーチからの個別サポートを受けることで、より効果的に創作を進めることができました。生徒は自身の作品を完成させることで、自信を得ただけでなく、VTuber業界の職業理解も深まる内容となっていました。

学習進行とサポート体制

プログラムの初日は、MEキャンパスのクリエイティブ担当者である石川氏が講師を務め、生徒たちは自主的に制作作業を進めました。他の生徒との情報交換や、石川氏からのサポートによって進捗にあわせた問題解決が行われました。AIアシスタントも活用し、各自の課題に対する具体的なアドバイスを提供されることで、参加者全員がオリジナルVTuberアバターの完成を達成しました。

生徒の反応と成果

プログラムの最終日には、早い段階から進捗を見せた生徒が自作のアバターをPCのウェブカメラに連動させる体験も行いました。これにより、制作したモデルが実際のVTuber活動に直結する重要な体験となり、多くの生徒が興味を持つ職業に対する理解を深めることができました。参加した生徒からは「難しかったがファンになって楽しくなった」「操作に苦労したが無事に完成して良かった」「VTuberのモデル制作には細やかな作業が必要なのを知った」など、様々な感想が寄せられました。

松商学園の挑戦

松商学園高等学校は、伝統校として127年の歴史を持ちながら、時代のニーズに応じた教育活動の重要性を認識しています。スキルの習得が目的ではなく、生徒自身が主体的に関わり、成果をアウトプットすることで、これまでの学びとは異なる新しい能力の獲得を目指しています。IR室の上條直哉氏は、「自らの興味を通じて、これまで学校では育成しにくかった能力を引き出す取り組みを目指しています」と述べ、今後もこのようなプログラムの展開を計画しています。

今後の広がり

Edutainment-Labは、VTuber制作プログラムの成功を踏まえ、他校への展開を進めることを考えているとのことです。彼らは、クリエイター養成を含むキャリア教育の充実を目指しており、このようなプログラムを通じて、多くの生徒に自己の未来を考え、適性を見つける手助けとなることを願っています。

松商学園高等学校とMEキャンパスの概要

松商学園高等学校は、地域に根ざした教育を展開し、生徒の自主性を育むことを大切にしています。また、MEキャンパスは、リスキリングのニーズに応えるオンライン学習プラットフォームとして、学習者が自らのペースで学びを進められる環境を提供しています。

このように、松商学園高等学校とMEキャンパスは、生徒のキャリア形成を支援するために協力し、今後も多様な教育機会を提供していくことでしょう。