潮田登久子写真展「マイハズバンド」の魅力
2026年4月1日から6月30日の期間、東京・フジフイルム スクエア 写真歴史博物館にて写真家・潮田登久子の写真展「マイハズバンド」が開催されます。本展では、1970年代から活動している潮田氏の作品の中から、特に彼女の家族の日常を捉えた写真が集められ、大変興味深い内容となっています。
展示内容
展覧会のハイライトは、潮田氏が1970年代後半から1980年代にかけて撮影した夫と幼い娘の日常を切り取った約30点の作品です。これらの写真は、長い間忘れられていたもので、引っ越しの際に発見されたネガやプリントから構成されています。2022年に写真集『マイハズバンド』として刊行されたこれらの作品は、一見の価値があります。
この展覧会は、入館無料で皆さんに楽しんでいただくことができます。展示される作品は、モノクロのゼラチン・シルバー・プリントで、作家によるオリジナルプリントが使用されています。仲間や日常のありふれた物を切り取ることで、観る人に独特の既視感を持たせるような不思議な感覚を提供しています。
潮田登久子の経歴
潮田登久子は、東京生まれで、桑沢デザイン研究所を卒業後、1966年から1978年までそこで写真の講師を務めました。1975年からはフリーランスとして活動を開始し、1978年に写真家の島尾伸三と結婚。その後、家族の日常をフィルムに収めながら、独自の視点を持った作品を作り続けてきました。また、彼女は“家庭の冷蔵庫”をテーマにした作品や、“本の景色”をテーマにしたシリーズなど、多方面で評価されています。
展示の意義と見どころ
本展は、写真が単なる記録メディアではなく、撮影者の感情を反映するアートであることを再確認させてくれます。料理や家族の風景、さらには家の中の物たちを収めた作品は、見ている人に懐かしさや郷愁を感じさせるのです。「マイハズバンド」というタイトルも、彼女の夫との日常生活を思い出させ、全くの他人である観客にも何らかの感情を呼び起こします。
ギャラリートークイベント
また、展覧会期間中にはギャラリートークも予定されており、潮田登久子ご本人が話をされます。参加は無料で、予約も不要です。詳細な日程は公式ウェブサイトで確認できます。
訪れる価値
この機会にぜひ、家族の日常という普遍的なテーマを扱った潮田氏の作品を体感してみてはいかがでしょうか。彼女の作品を通じて、何気ない日常の美しさや、その背後にある無意識な感情を再認識することができるでしょう。写真を通じて時間を超えた会話が生まれ、観る人に深い感慨をもたらします。
より多くの方に楽しんでいただくために、入館無料のこの展覧会をぜひ訪れてみてください。