銀座で体験する新たな学びの場「繋宮」
東京都銀座に開設された「GINZA 456 Created by KDDI」では、社会課題について学べる新しい形の神社イベント「繋宮(つなぐう)」が開催されています。このイベントは、KDDI株式会社と株式会社ワントゥーテンが共同で企画したもので、未来を担う若者たちに、社会課題への理解を深めてもらうことを目的としています。
伝統とデジタルの融合
Ginza 456のイベントでは、伝統的な和の要素と先端テクノロジーが巧みに組み合わされた体験が提供されています。来場者は、エントランスで特製のノベルティを手に入れるために、様々な体験を経る必要があります。これにより、会場内を回遊しながら楽しみつつ、学びの要素が自然と組み込まれているのです。
具体的には、施設の1階と地下1階を利用した展示が行われており、体験内容は主に4つのコンテンツに分かれています。
エクスペリエンスデザインの工夫
1つ目のコンテンツは「繋宮すごろく」。これは、プロジェクションマッピングを活用した没入型のすごろくで、参加者は様々な社会課題に関するクイズに答えて進行します。このゲームは、運だけではなく、戦略を要する要素も含まれたユニークな体験です。クイズに正解することで、未来への思いをデジタル上の絵馬に記入し、イベントのフィードバックがリアルタイムで可視化される仕組みもあります。
次に、デジタルコンテンツ「繋宮ぱずる」。これは、巨大なタッチディスプレイで社会課題を楽しみながら知ることができるパズル体験です。参加者は、実際に課題が発生している様子を描いたパズルと、その解決法を描いたパズルを解くことで、ゲーム感覚で社会の問題を考えることができます。
3つ目は、映像コンテンツを交えた展示「繋宮瓦版/電子瓦版」。この展示では、KDDIが地域と企業の連携を通じて取り組む未来人材育成や社会課題解決のプロジェクトに関する映像が流れ、来場者は楽しく学びながらKDDIの取り組みに触れることができます。
最後に、持ち帰り用のコンテンツである「繋宮おみくじ」と「御守り」。これは、体験を終えた人がメダルに引き換えて入手できるもので、願いを込めたお守りや未来を占うおみくじを体験することで、楽しい記念品としても魅力的です。
若者たちへのメッセージ
「繋宮」の開催を通じて、KDDIとワントゥーテンは、社会課題に対する意識の向上や解決手段の理解を促すことを目指しており、全体を通じたデザインには細かな工夫が凝らされています。この取り組みは、単なるイベントにとどまらず、訪れた人々に新たな視点を与える体験です。今後も同様の取り組みを続けていく意向が示されています。
また、ワントゥーテンは、今後もエクスペリエンスデザインの視点を大切にした空間設計を進めていくとしています。デジタル技術と体験が融合したイベントは、これからの社会においてますます重要な役割を果たすことでしょう。大規模なプロジェクトの完成を楽しみにしたいですね。