5Gネットワーク強化
2025-07-31 15:25:43

エリクソンとソフトバンクが新契約締結、5Gネットワークを更に強化

エリクソンとソフトバンク、新たな契約で5Gネットワークを強化



エリクソン(NASDAQ:ERIC)は、ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)との間で新たな契約を締結し、4Gおよび5Gのネットワーク機器の導入を行うことになりました。この新たなパートナーシップにより、エリクソンはソフトバンクの無線機ベンダーの一部として、通信インフラの強化を図ります。

この契約は特に、北海道や東北、関東、北陸、東海、関西といった6つの地域で、ソフトバンクのネットワーク強化に寄与することが期待されています。エリクソンが提供する無線システムの最新技術を活用することで、ソフトバンクの4Gおよび5Gインフラは大幅に強化される見込みです。

ソフトバンク、AIによる運用の効率化を目指す



ソフトバンクは、エリクソンとの協業により、5Gスタンドアローン(SA)の展開とAI技術を活用した運用の効率化を進めていきます。専務執行役員兼CTOの佃英幸氏は「当社は先進的な無線技術の導入を通じて、お客様に卓越したユーザー体験を提供したい」と述べています。この協力により、ネットワーク品質の向上やAIの利活用が加速されることを確信しています。

エリクソンの北東アジア地域の責任者であるシャフィック・ナシーフ氏も「ソフトバンクとの関係を強化し、ユーザー体験やデジタルリーダーシップを実現するための取り組みを深めていきたい」と意気込みを示しました。通信のデジタル化が進む中で、エリクソンはソフトバンクのデジタル経済の発展にも寄与する方針です。

先進的なRAN技術の提供



エリクソンが提供するネットワーク機器には、最大35%の省電力を実現したMassive MIMO AIR 3255や、省電力・大容量・超広帯域に対応したAIR 6476が含まれています。また、リアルタイムAI実行向けに特化した最新世代のRAN Computeも導入されます。

これらの技術は、ユーザー体験やカバレッジの向上だけでなく、モビリティやスペクトラム効率の改善にも寄与します。特にAIを活用したハードウェアとソフトウェアは、運用効率を向上させ、エネルギー消費の削減を可能にします。エリクソンのRAN Computeは、データストレージと処理能力を向上させ、ベースバンドでのAIのリアルタイム実行を支援する仕組みを持っています。

未来のデジタル世界に向けて



エリクソンは、これまでも通信技術の先駆者として、多くの人々にコネクティビティを提供してきました。今後もソフトバンクとの強化されたパートナーシップを通じて、デジタル社会のさらなる発展に向けて貢献していくことを目指します。

エリクソンの技術は、単なる通信手段の提供に留まらず、より快適で効率的なデジタルライフの実現をサポートするための基盤となっているのです。これからの展望に、多くの期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
エリクソン・ジャパン株式会社
住所
東京都港区海岸一丁目2番20号汐留ビルディング21階
電話番号
03-6721-3300

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