鹿児島県庁では、職員の健康向上やストレス軽減を目的にマインドフルネスの導入が進められています。今年度のトレーニングは、YeeYの代表島田由香氏が主導して行われ、全職員にマインドフルネスを普及させるトレーナーを育成することを目指しています。
昨年度の第1期「マインドフルネストレーニング」では、大変好評を得て、47名の職員が参加したとのことです。好評を受けて、今年も引き続き同様のプログラムが実施されることになりました。新たに始まった第2期は、9月に開講され、35名が参加しています。
プログラムの内容は、TTT(Train the Trainer)方式を採用しており、受講者が他の職員を支援できるよう、効果的な教え方や学習法を学びます。今年度は特にトレーナー育成に力を入れ、県が作成した研修コンテンツを用いて、島田氏が監修します。
参加職員の中には、労務管理を行う「課長補佐」や健康管理を担う「地区衛生管理者(保健師等)・臨床心理相談員」など、重要な役割を持つ職員が含まれています。これにより、職場全体にマインドフルネスの理念を浸透させ、職員の心身の健康が促進されることが期待されています。鹿児島県庁では、業務の忙しさを背景に、ストレスの軽減と仕事への満足度向上を図るため、R5年度からマインドフルネス研修を開始しました。
鹿児島県の担当者は、今後も島田氏の協力を得ながら、指導者育成や職員向けテキスト・動画の作成に取り組む方針を示しています。「ウェルビーイングの向上に力を入れていきたい」とのことです。
この取り組みを通じて、マインドフルネスが職員の健康に及ぼす好影響が注目されています。島田氏は、マインドフルネスは誰もが習得可能なスキルであると強調し、職員が自身の可能性を最大化できる環境作りが重要だと語っています。また、県政全体が良い方向に進むことを期待しています。
島田由香氏は、慶應義塾大学卒業後、さまざまな企業で人事やマネジメントに携わり、2017年に株式会社YeeYを共同創業しました。現在は、ウェルビーイング経営を実現するため、企業へのコンサルティングや研修を手掛けており、マインドフルネスを広める活動を積極的に行っています。島田氏が理想とする職場環境が、鹿児島県庁において確立されていくことが期待されています。
このような取り組みが、今後の鹿児島県の成長と発展に寄与することを心より願っています。