株式会社yuni、インパクトスタートアップ協会に加盟
株式会社yuni(本社:東京都渋谷区、代表:内橋堅志)は、持続可能な成長と社会課題の解決を目指す「インパクトスタートアップ協会」の正会員に参加いたしました。これにより、同社の事業がさらに社会に貢献することを目指します。
yuniのビジョンと社会貢献
yuniは「日本を廃棄大国から資源大国へ」を掲げ、未焼却資源の再生素材化に努めています。特に、寝具の綿やポリエステルを再生する技術「susteb」と、再生素材を扱うライフスタイルブランド「RBRTH」の運営を行っており、これらの事業を通じて焼却処分の問題を解決しようとしています。
日本は世界の中でも焼却処分が多い国であり、実に焼却処分場の半数以上が日本に存在しています。この状況はごみ処理の技術が進んでいることを示していますが、その一方で再生素材化が進んでいないことが課題です。yuniはこのジレンマに対処するため、再生技術の開発を進め、サステナブルな業界づくりを目指しています。
インパクトスタートアップ協会との連携
インパクトスタートアップ協会(ISA)は、持続可能な社会の実現を目指し、副次的な利益を超えた社会課題の解決を求める企業の集まりです。ISAは2022年に設立され、現在では206社もの正会員が参加しています。
yuniの加盟により、同社はISAが掲げる活動の柱「共有」「形成」「提言」「発信」に沿った形で、さらなる成長と社会への貢献を目指すことになります。
yuniの再生素材化事業
yuniは未焼却資源の発掘と再生素材化を行い、焼却処分される予定だった寝具などの製品を回収して再生しています。特に「susteb」では、自治体と提携し、年間で30万枚以上の寝具を回収しており、将来的にはさらに多くの資源を持続可能な形で活用する計画です。
また、兵庫や大阪、山梨には再生工場を設置しており、そこでの障がい者の就労支援も行っています。再生素材を活用した製品は、しまむらや良品計画など多くの人気企業にも提供されています。これにより、再生素材産業が新たな経済の担い手となることを期待しています。
インパクトスタートアップ協会の活動
ISAは「共助資本主義の実現」を目指し、大企業と連携しながら社会問題の解決に取り組んでいます。2023年にはインパクトスタートアップ支援が「骨太方針」に採用されるなど、社会に対する影響力は増しています。
協会の詳細については、公式サイトやアニュアルレポートを参照することができます。yuniの加盟は、再生素材化事業の拡大だけでなく、持続可能な産業の成長に向けた新たな一歩です。
まとめ
株式会社yuniのインパクトスタートアップ協会への加盟は、未焼却資源の再生と社会課題の解決を図る重要なステップです。持続可能な社会の実現のため、yuniのこれからの取り組みに期待が寄せられます。