自民党総裁選2024に関する国民調査の結果
マーケティングリサーチを専門とする
株式会社アイディエーションが2024年9月19日から20日の間に行った国民調査では、次期自民党総裁選に対する意識や支持候補者についての具体的なデータが得られました。本調査は全国の20代から70代の男女2400人を対象に実施され、各年代の意向や関心の高さが浮き彫りになりました。
調査の背景
次期総理大臣を選出する自民党総裁選。その重要性は多くのメディアで報じられ、国民にとっても無視できない出来事です。前回の2021年から3年たった今、国民は新たなリーダーに対してどのような期待を抱いているのでしょうか。また、最近では「若者の政治離れ」という言葉も取り上げられていますが、実際のところ国民がどれだけこの選挙に関心を持っているのかを探る必要がありました。
次期総理大臣への関心度
調査結果では、次期総理大臣に対して「興味がある」と回答したのは全体の29%、「やや興味がある」が28%。これにより、全体で57%の人が一定の興味を示していることが確認できました。
特に年代別に見ると、関心の割合は年齢が上がるほど高まり、40代から70代では過半数以上が「興味がある」と回答。一方で、30代以下の世代では関心が薄れ、「興味がある」と「やや興味がある」を合わせても半数を切る結果となりました。
支持される候補者
次に、次期総理大臣になってほしい候補者の調査結果も注目されます。1位が
石破 茂氏で22%、次に
高市 早苗氏が16%、3位は
小泉 進次郎氏が12%という結果でした。各年代での支持状況も興味深く、20〜30代では
高市氏、40〜70代では
石破氏が人気を集めていました。
候補者に対する支持理由
石破 茂氏
支持者からは、彼が掲げる防衛問題への取り組みや経験豊富な人柄が評価されています。
高市 早苗氏
彼女に対する期待としては、初の女性総理候補としての前向きな姿勢や日本の将来へのビジョンが関心を集めています。
小泉 進次郎氏
彼は若さとエネルギーによる新しい政策への期待感から支持されています。
政治への興味がない理由
興味がないとする回答者には、理由として、「特に理由はない」が35%、「自民党への信頼感の欠如」が34%と続きました。また、候補者に魅力を感じないという声も多く、「誰が総理大臣になっても自分に影響がない」と考える人も22%に達しました。
総括
今回の調査は、総裁選に対する関心が概ね約半数であることを示していますが、若い世代における関心の低さが際立っています。次期総理大臣選出への関心が高まる一方で、若者が政治に対して距離を置く現状は確かに懸念材料です。2024年9月27日の投開票に向けて、どのようなリーダー像が国民によって求められるのか、引き続き注目していく必要があります。
調査の概要
- - 調査対象:20代〜70代の男女
- - 調査手法:インターネットリサーチ
- - 調査期間:2024年9月19日〜20日
- - 有効回答数:2400サンプル
この調査は、政治的な関心を探る有意義な一歩といえるでしょう。
株式会社アイディエーションについて
アイディエーションは、商品開発やマーケティング支援を行う企業で、社会のニーズを反映したアイデアを提供することを企業の使命としています。