盛岡駅のアート
2025-09-06 15:03:19

盛岡駅を彩るアートバナー、感動の風景を体感しよう

盛岡駅を彩る巨大アートバナーの登場



岩手の秋が深まる中、JR盛岡駅内に新たなアートが登場しました。9月6日より掲出されたこのアートバナーは、作家・生田梨奈子氏の作品「つながる風景」であり、横7.3メートル、縦3.3メートルという壮大なサイズです。同バナーは、JR東日本が2025年秋に特別支援エリアに指定した岩手県で行われる「HERALBONY Art Prize 2025」で、「JR東日本賞」に選ばれた作品を使用しています。駅コンコースの壁面を最大限に活用したこのアートは、通行人に新たな視覚的体験を提供します。

アートと共に迎える旅のひととき



このアートバナーの掲出に合わせて、グランクラスアテンダントやホテルメトロポリタン盛岡のスタッフが、生田氏の作品デザインを用いたネクタイやスカーフを身に着けてお客様をお出迎えします。これにより、盛岡の玄関口に一層の華やかさが加わり、その場を訪れる人々に印象的な出会いをもたらすことでしょう。

ヘラルボニーの代表取締役、松田文登氏は、盛岡駅が人々の出会いや旅立ちを見つめてきた場所であり、そこにアートが加わることを心から嬉しく思うと述べています。彼の願いは、独自の文化と感性が交わることで、人々の日常に新しい感動を届けることです。一瞬の通過が特別な体験に変わるような、旅や日常の中に小さな驚きと喜びを生むことが、この活動の目指すところです。

生田梨奈子氏の作品について



生田梨奈子氏のアートは、彼女自身のさまざまな経験が反映されたものです。幼少期よりものづくりが好きで、特に家族とのユーラシア大陸横断の旅が、彼女の創作活動に大きな影響を与えました。2015年に出会った臨床美術の技法は、彼女の作品に独特の質感と色彩を加え、その結果生まれた「つながる風景」は、友人や音楽から受け取ったインスピレーションを光の中に描き出しています。作品は6cm×18cmの紙やすりに描かれた十のピースを組み合わせたものです。

生田氏は、「自分の描いた作品が多くの人の目に触れることになるとは思っていなかった」とコメントし、観る人々に活力を提供できることを願っています。彼女のアートが、地元の人々や訪れる観光客に新たな視点を提供し、感動を呼び起こす活動になればと期待されます。

ヘラルボニーのビジョン



ヘラルボニーは、障害のある作家が手がけるアート作品を通じて、新たな文化を創出することを目指しています。彼らのミッションは「異彩を、放て。」であり、福祉とアートを結びつけた持続可能なビジネスモデルを構築しています。今回の取り組みは、その一環として、アートと地域の文化が融合する新たな価値を生み出す試みです。

盛岡駅のコンコースに掲示されたこの巨大アートバナーは、ただの装飾にとどまらず、多くの人々に新しい感動と出会いをもたらすことでしょう。アートを通じて、盛岡の魅力を再発見するこの機会をお見逃しなく!


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会社情報

会社名
株式会社ヘラルボニー
住所
岩手県盛岡市開運橋通2-38HOMEDELUXビル4F HERALBONY
電話番号

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