戦後80年目の思いを伝える「川崎大空襲記録展」開催

「戦後80年 川崎大空襲記録展」の開催について



川崎市平和館では、戦後80周年を迎える2025年を記念し、川崎大空襲の記録展を開催します。この展示では、戦争の悲劇についての理解を深め、未来の平和のために何ができるのかを考える重要な機会となることでしょう。

開催概要


  • - 期間: 令和7年(2025年)3月8日(土)~5月6日(火) 9時~17時まで
  • - 場所: 川崎市平和館(川崎市中原区木月住吉町33-1)屋内広場
  • - 入場: 無料

この展示会では、80年前に実際に発生した川崎大空襲とそれに続く戦後の混乱、復興の状況を、様々な資料や証言を通じて紹介します。また、特に注目すべきはAI技術を活用した戦災写真のカラー化です。これは、当時の情景をよりリアルに体験できるもので、多くの来場者に深い感動を与えることでしょう。

展示の見どころ


1. 川崎大空襲の実情


展示の中では、戦時中の市民生活や川崎大空襲の実相に焦点を当てています。実際の戦争ポスターや国策標語、「金属回収」などの情報を掲載した色彩豊かな写真が並び、来場者は当時の暮らしを身近に感じることができます。

2. 学童疎開


また、当時の児童が疎開先で撮影した絵も展示されます。これらは田島国民学校の児童が神奈川県中郡神田村(現在の平塚市)での生活を描いたもので、戦争が子供たちの生活に及ぼした影響を考える良い機会となります。

3. 混乱と復興の時代


さらに、進駐軍や戦災孤児、闇市といった戦後の混乱の様子や映画街の興行再開を捉えた資料も見ることができます。具体的な証明書や写真も展示され、戦後の復興の過程を知る手助けとなります。

オープニングイベント


大会に合わせて、3月8日(土)の13時30分から14時50分にはオープニングイベントも開催されます。参加費は無料で、事前の申込みは不要です。このイベントでは、実際に川崎大空襲を体験した方の講演と、平和をテーマにした市立中学校の生徒による成果発表が行われます。

イベント内容


  • - 戦争体験を語る・聞く
川崎大空襲の体験者から貴重なお話を聞くことができます。
  • - 親子平和推進事業
中学生たちが自身の平和学習の成果を発表し、一緒に平和について考える場を提供します。

この記録展を通じて、川崎市民はもちろん、他地域から訪れる方々にも、戦争の歴史を振り返り、今後の平和へ向けた思いを新たにしていただければと思います。

会社情報

会社名
川崎市
住所
神奈川県川崎市川崎区宮本町1番地
電話番号
044-200-2297

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。