グローシップがアグリゲーション事業を開始し支援体制を強化
グローシップ株式会社は、2025年6月27日に経済産業省より特定卸供給事業者ライセンスを取得し、アグリゲーション事業を本格的にスタートしました。この事業の導入により、グローシップは系統用蓄電池ビジネスにおけるコンサルティングサービスに加え、アグリゲーションの機能も提供し、蓄電所オーナーの計画や導入、さらには運用までをトータルで支援できる体制を整えました。
アグリゲーションとは?
アグリゲーション事業は、分散型エネルギーリソースを集約・制御し、市場においてその調整力を供出する事業です。これにより、エネルギーの効率的な利用が促進され、蓄電所オーナーのビジネスに新たな価値を提供することが期待されています。
自社開発の「GridShip」での新たなアプローチ
アグリゲーション事業においてグローシップは、「GridShip」と呼ばれる自社開発のシステムを活用しています。このシステムには独自のAIモデルが搭載されており、電力市場の価格予測や運用方針の策定においてトレーダーの業務を支援します。これにより、蓄電所の運用効率を高め、収益を最大化することを目指しています。
グローシップの強み
グローシップのアグリゲーション事業は、以下の3つの強みを活かしています。
1.
蓄電池特性に応じた運用
グローシップの専門家は、アカデミアとの連携を通じて蓄電池の電気化学特性についての深い知見を持っています。それにより、オーナーに最適な運用方針を提供し、利益の最大化を図ります。
2.
ワンストップ支援体制
同社は「BESS Realized」と呼ばれる独自のコンサルティングサービスを展開し、蓄電所オーナーのニーズに応じたシームレスな支援を実現します。
3.
柔軟なロジック変更が可能
システム開発を内製化しているため、蓄電所オーナーのニーズに合わせたカスタマイズができます。
未来の展望
グローシップの目黒文子シニアストラテジストは、「私たちは蓄電池ビジネスの黎明期から、蓄電所オーナーに寄り添い続けてきました。アグリゲーション事業を通じ、得た知見を活かし、より良い運用と収益の最大化を追求します」と述べています。今後も技術の進化と顧客ニーズに応じたサービスを通じて、エネルギー問題の解決に寄与することを目指しています。
グローシップ株式会社について
グローシップ株式会社は、系統用蓄電池ビジネスのパイオニアとして、蓄電所オーナーに対する一貫した支援を続けています。豊富な経験と専門知識を武器に、蓄電池のビジネス化をサポートしていく姿勢を崩さず、今後も様々なパートナーとの連携を強化していく方針です。詳細は公式サイトをご覧ください。