高知での未来型農業プロジェクトが始動！水耕栽培で持続可能な農業モデルを目指す

高知での新たな農業革命

高知県本山町に拠点を置く株式会社アドインテ（以下、アドインテ）は、最先端のテクノロジーを駆使した未来型農業の取り組みを開始しました。これにより、水耕栽培による葉物野菜の販売が本格的にスタートし、地域の持続可能な農業のモデルとして大きな期待が寄せられています。

新たな技術の導入

このプロジェクトの特徴は、IoT技術を活用した徹底した栽培管理。アドインテでは、環境データや生育状況をリアルタイムで把握するための仕組みを導入し、より効率的な農業を目指しています。将来的には、AIを駆使した需給予測や生産の最大効率化を図る予定であり、農業に新たな価値を創出しようとしています。

商品ラインアップと販売戦略

アドインテは、すでにレタス、ほうれん草、パクチーなど約6〜7種類の葉物野菜を栽培しており、地元の直販所やスーパーにて販売を行っています。2025年にはビニールハウスの完成を目指し、さらにスケールアップを図る計画です。アドインテのこの取り組みは、単なる生産に留まらず、顧客ニーズに合った商品供給を目指すものです。

高回転・低負荷の栽培モデル

アドインテ高知支社が採用する栽培手法は、薄膜型水耕法です。これにより、種まきから収穫までの期間は約30日程度。通常の露地栽培に比べて約1.5倍のスピードでの生産が可能です。また、栽培ベッドの高さを調整することで、作業者の身体的負担を軽減し、より快適な労働環境を実現しています。

農業の「現場主義」を重視

アドインテは、農業の革新は現場を理解することから始まるという理念に基づいて運営されています。実際の栽培現場でのデータ収集を行い、それに基づいた技術開発を進めています。収集された情報をもとに、将来的には自社開発のIoT装置を活用して温湿度や二酸化炭素濃度の自動調整を行うことで、さらなる効率化を実現する予定です。