e-dashとインボイスが脱炭素化を支援する新サービスを開始
2023年、e-dash株式会社(本社:東京都港区)と株式会社インボイス(本社:東京都千代田区)が業務提携を結び、企業の脱炭素化に向けた新たな取り組みを始めました。2023年に入り、2050年のカーボンニュートラル達成が国家的な目標として掲げられる中、企業のCO2排出量削減が重要なテーマとして迫られています。この提携により、両社は企業が直面するCO2排出量の可視化・削減を効率化するサービスを提供します。
新たなサービスの特徴
提携の柱となっているのは、e-dashのCO2排出量可視化・削減サービス「e-dash」と、インボイスの公共料金一括請求サービス「OneVoice公共」の連携です。この連携により、従来は請求書を集めてアップロードする手間が大幅に軽減され、CO2排出量の算出と可視化が一挙にスムーズに行えるようになります。
企業は、この新たなサービスを通じて、CO2排出量の計算にかかる時間を短縮し、より正確なデータをもとに脱炭素化戦略を立てることが可能になります。実際、多くの企業がデータ集計のために多くの時間と労力をかけていますが、今後はこうした負担を軽減し、業務の効率化に役立てることができます。
背景と目的
2050年の目標に向けて、企業はCO2排出量の情報を開示し、削減に努めなければならない状況です。特に重要なのは、正確なCO2排出量の算定とその可視化です。しかし、膨大な請求書を手作業で処理することは、データの正確性を損なうリスクを伴います。この課題に対して、e-dashはエネルギー関連の請求書を自動で処理するクラウドサービスを提供してきました。
一方、インボイスは経理部門向けに専門的なBPOサービスを展開しており、複数の拠点から集まる請求書を一本化することに特化しています。今回の業務提携により、両社の強みを活かしたサービスの提供が実現します。
企業への影響
この提携により、企業は脱炭素化に向けた第一歩を踏み出すことができるようになります。簡便化されたデータ管理は、経営者にとっても大いに魅力的であり、事業運営に新たな視点をもたらすでしょう。今後、e-dashとインボイスは連携を強化し、さらなる機能開発や新サービスの展開を通じて、脱炭素化の取り組みを推進していく姿勢を示しています。
未来の展望
両社は今後の発展に期待を寄せています。特に、CO2削減に向けた各種施策を一層進め、企業の持続可能な成長を促すことを目標としています。大規模な産業から中小企業まで、幅広い層への対応が求められる中で、両社の新たなサービスは、環境への配慮が当たり前となる未来への礎を築くことになるでしょう。