公開羅針盤V4で問合せAI
2024-07-10 15:25:23

両備システムズ、自治体職員向けグループウェア「公開羅針盤V4」で「問合せAI回答サービス」提供開始! 生成AIで業務効率化を支援

自治体職員の業務効率化を支援!両備システムズの「公開羅針盤V4」に「問合せAI回答サービス」登場



株式会社両備システムズは、自治体向け内部情報システム「公開羅針盤V4」のグループウェアシステムに、生成AIを活用した「問合せAI回答サービス」を提供開始しました。このサービスは、庁内職員からの問い合わせに生成AIが回答することで、業務効率化を図ることを目的としています。

生成AIは近年、多くの業務プロセスを効率化し、より重要なタスクに集中できる時間を生み出すなど、働き方を変革する可能性を秘めています。自治体DXの推進においても、生成AIは職員の業務効率化に大きく貢献すると期待されています。しかし、自治体業務において生成AIを活用するには、正確性や専門知識の欠如、法規制の遵守、データの一貫性、透明性の確保といった課題も存在します。

両備システムズは、これらの課題を解決するために、RAG(Retrieval-Augmented Generation、検索拡張生成)技術を採用した「問合せAI回答サービス」を開発しました。RAGは、自治体が保有する独自データをもとに文章を生成することで、信頼性の高い情報提供を可能にする技術です。

「問合せAI回答サービス」の仕組みと特徴



「問合せAI回答サービス」は、「公開羅針盤V4」のグループウェアシステムで、Microsoft社のAzure OpenAI ServiceとAzure AI Searchを使用し、RAGを実現しています。これにより、自治体独自のデータを参照し、AIチャットボットが回答を提供します。

主な特徴は以下の通りです。

LGWAN環境での利用が可能: 自治体のLGWAN端末から安全に利用できます。
独自データの活用: 「公開羅針盤V4」のキャビネット機能に登録された独自データを利用できるため、ファイル管理の手間を省き、情報の一元管理を実現します。
回答の信頼性向上: 生成AIからの回答に引用元のリンクが記載されるため、元データを参照し確認することができます。これにより、生成AIが誤った回答をしてしまう「ハルシネーション」対策を強化します。
利用状況の可視化: システム管理者は、職員ごとのトークン使用量やよく使われるBotなどの利用状況をリアルタイムで確認できます。これにより、サービスの効果測定が容易になります。

自治体の業務効率化を促進する革新的なサービス



「問合せAI回答サービス」は、庁内の問い合わせ対応や議会答弁の作成支援など、自治体ごとに異なる業務やニーズに合わせてカスタマイズされた情報の提供が可能になります。

両備システムズは、今後も自治体向け生成AIサービスの開発に取り組み、音声や画像など様々な情報を使った生成AIの利用を実現することで、より高度な業務効率化を支援していく予定です。


画像1

画像2

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。