カンジュクファームの挑戦
2022-06-21 09:00:05
山梨のカンジュクファームがメタバースでフルーツ販売を開始!新たな農業の形を提案
山梨のカンジュクファームがメタバースで新しいフルーツ販売を開始
山梨県のカンジュクファームは、フルーツの販売方法に革新をもたらすため、メタバース空間での販売をスタートしました。この試みでは、自社のECサイトを通じての注文が可能である一方で、生産者と消費者がボイスチャットやリアルタイム映像を通じて直接コミュニケーションできる環境を提供します。こうした新しい取り組みは、従来の農業と消費者との関係をより深めるものと期待されています。
フルーツ販売とコミュニケーションの新時代
メタバース空間では、桃が育つ過程のビジュアルコンテンツを閲覧できる専用フロアが設けられています。生産者の思いや努力を感じる場が提供されることで、購入するフルーツに対する愛着が一層深まるでしょう。この中で、農業にまつわるエピソードや美味しい食べ方もシェアされ、より豊かなコミュニケーションが生まれます。
地域の活性化を目的とした新しい農業の形
カンジュクファームは、地域おこし協力隊や就農研修生を受け入れる活動も行っており、「楽しく・健康的で・稼げる農業」を地域に根づかせることを目指しています。その取り組みの一環として、メタバースを活用することで若手の新規就農者の増加に向けた動きを促進。若い世代が農業に興味を持つきっかけを提供しています。これにより、山梨県内におけるフルーツ栽培も活性化することでしょう。
フルーツシーズンの始まりと今後の展開
カンジュクファームでは、7月から桃の本格的な出荷を開始する予定です。寒い冬から大切に育てられた桃は、ファームの誇るフルーツの一つです。また、秋にはシャインマスカットや、山梨名物のあんぽ柿も販売予定。現在、さくらんぼの注文受付は終了していますが、桃シーズンに合わせてメタバース内での販売も開始します。
さらに、既に6月20日のオープン日にはアバターを介してのコミュニケーションによる受注が行われ、メタバース内での需要が実証されました。今後は、キウイフルーツやあんぽ柿なども旬に合わせて新たに展開される予定です。
メタバースでの新しい就農の可能性
カンジュクファームのメタバース空間では、果樹栽培の可能性を探るための説明会も開催予定で、農業と地域、そして人々の幸せを支える新たなアプローチを模索しています。これにより、農業に対する興味や理解を深めることができれば、将来的には地域全体の活性化にもつながるでしょう。
参加方法
メタバースに参加するには、株式会社ガイアリンクが提供する「GAIA TOWN」をPCまたはMacにインストールする必要があります。参加者は専用のパスコードを使ってプライベートルームに入ることができ、オンラインでの接客が行われます。詳しい手順や参考動画はGAIA TOWNの公式サイトをご覧ください。
カンジュクファームの新たな取り組みに注目が集まる中、果たしてどのような成果が生まれるのか、今後の展開に期待が高まります。
会社情報
- 会社名
-
株式会社カンジュクファーム
- 住所
- 山梨県南アルプス市在家塚1812-1
- 電話番号
-
055-242-6780