大和文化会の公開講座について
近鉄グループホールディングス株式会社が運営する「大和文化会」は、2025年9月27日(土)に東京都中央区の銀座ブロッサム中央会館で公開講座を実施します。このイベントは、地域の歴史や文化を学びたい方にとって、貴重な機会となることでしょう。
公開講座のメインテーマは「律令国家前夜の謎を考える」となっており、歴史的な視点から日本の古代の秘密に迫ります。第一部には、奈良県立橿原考古学研究所の森下惠介先生を講師に迎え、「法隆寺再建と聖徳太子墓の謎」という演題でご講演いただきます。法隆寺は日本の古代建築の象徴的存在であり、聖徳太子は日本の歴史において非常に重要な人物です。これらのテーマを掘り下げることで、参加者は古代日本の文化や政治の複雑な側面を理解できるでしょう。
第二部では、公益財団法人 愛媛県埋蔵文化財センターの前園実知雄先生が、「蘇我蝦夷と入鹿の今来(いまき)の双墓ー小山田古墳と菖蒲池古墳ー」という演題で講演を行います。蘇我一族は、日本の古代史において特に重要な役割を果たしており、彼らの墓についての議論は非常に興味深いものがあります。この講演を通じて、古墳の歴史やその意義に対する理解を深めることができるでしょう。
文化事業としての大和文化会
「大和文化会」は、大和の歴史と文化を紹介することを目的としており、年度会員制の文化講座を首都圏で開催しています。この事業は1940年に、大阪電気軌道株式会社(現在の近鉄グループ)の東京支社により、古代の歴史を学ぶ「通俗地理歴史會」としてスタートしました。1947年には「大和文化会」と改名され、以来72年の歴史を持つ文化活動となっています。
参加者は、幅広い歴史的知識を得ることができるため、一般の方や歴史ファンにとっても有意義な時間となります。学びを深めるこの機会に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
詳細情報については、別紙に記載されています。参加方法や講座の詳細は公式サイトをご覧ください。歴史への理解をさらに深める絶好のチャンスです!