アスエネ、佐世保市での脱炭素経営支援プロジェクトのスタート
アスエネ株式会社はこのたび、佐世保市と連携し、地域の企業の脱炭素化を促進する事業を開始しました。この取り組みは、2050年のカーボンニュートラルを目指す佐世保市の施策に沿っており、CO2排出量を見える化し、削減を支援するための様々なサービスを提供します。
1. プロジェクトの背景
佐世保市は、造船や観光業が盛んな港湾都市であり、活発な海上・陸上の物流網を持っていますが、自動車依存度が高く、運輸部門は市全体のCO2排出量の約29%を占めています。これに対処するため、市内企業の脱炭素化が急務です。アスエネは、「事業者CO2見える化事業」を通じて、企業がその取り組みを実施できるようにサポートします。
2. 提供されるサービス
アスエネは、以下の具体的なサービスを通じて、佐世保市内企業の脱炭素経営を支援します。
2.1 CO2排出量の見える化
アスエネは、「ASUENE」と呼ばれるクラウドサービスを提供しており、これにより企業は自らのCO2排出量を簡単に把握することができます。このサービスは、既に1万3,000社以上の企業に導入されており、燃料や電力の使用に基づいたScope1およびScope2の排出量を見える化します。
2.2 学習機会の提供
企業に向けて、GX・ESGに関する知識を深めるための「ASUENE ACADEMY」も運営しています。ここでは、脱炭素の基礎知識やCO2の算定手法、さらにはESGの理念を学べるコンテンツが揃っており、15,000人以上の受講者がいます。
2.3 セミナーの開催
さらに、市内中小企業を対象にしたセミナーも予定しており、参加企業はCO2排出状況の把握と削減に向けた具体的な施策を学ぶことができる機会を得られます。これにより、さらなる企業の意識向上と脱炭素経営の定着を目指します。
3. 今後の展望
アスエネは、佐世保市との提携を足がかりに、全国各地の自治体とも同様の支援スキームを展開する方針です。脱炭素経営は今や企業だけでなく地域全体の課題とされています。アスエネは、自治体や金融機関と連携し、より多くの企業を支援することで、持続可能な社会の実現を目指します。
4. 「ASUENE」について
アスエネの「ASUENE」は、CO2排出量を見える化するためのクラウドサービスであり、AIを活用してScope1からScope3までの排出量を可視化します。国内での導入社数はまさにトップクラスであり、規制やイニシアチブにも対応したコンサルティングも提供しています。
これからもアスエネは、企業の脱炭素経営を後押しすることで、持続可能な未来を築いていくことに貢献していきます。