都市の老樹木を活かす挑戦
近年、都市の老齢樹木の管理に悩む自治体が増えています。伐採後の処理が廃棄や焼却に終わるケースが多く、管理コストの増大や景観問題が深刻化しています。そこで注目されているのが、株式会社四国の右下木の会社の取り組みです。この企業は、広葉樹を中心にアップサイクル型の森林資源活用モデルを展開しており、地域社会に貢献する新しい方法を模索しています。
1. アップサイクルの重要性とは?
広葉樹は、老齢化に伴い取り扱いが難しいとされることが多いですが、実はその価値を再発見することができるのです。当社は、樹木をただ切るのではなく、その後の利用に関しても考慮し、高付加価値な製品として再生しています。例えば、神戸市との協力により公園の広葉樹を原料にOEM備長炭を製造するプロジェクトを進めており、伐採後の木材を無駄にしない取り組みが高く評価されています。
2. 廃棄の一手を変える
従来は「伐る」ことが終わりだった林業。しかし、当社の考え方は変わります。伐採した木材を「廃棄物」と見なすのではなく、地域資源としての価値を再認識することが重要です。大径材や不定形の材でも、高品質の炭を安定的に生産するための技術を開発しました。飲食店や地域での活用を進め、経済循環を築くことを目指します。
3. 循環型の取り組み
当社では、「伐採→製材→製炭→地域社会との連携」という循環モデルを設計しています。このプロセスにより、地域住民が参加できる体験イベントを開催し、「木育」としての価値も創出しています。また、地域の特色を活かしたストーリー設計を通じて、参加者が木に対する理解を深めることを促進します。
4. 直面する課題に立ち向かう
都会の街路樹や公園樹は、高度経済成長期に植えられたものが多く、今や老齢期を迎えています。これにより、「伐って捨てる」だけでは景観や環境価値の喪失、処理コストの増加といった問題が生じています。こうした問題に対し、全国の自治体で次の一手を模索しています。特に森林と住宅地が近接する地域では、適切な解決策が求められています。
5. 未来の地方との協働
森林の問題を抱える自治体には、ぜひ当社に相談していただきたいと考えています。「この木、捨てずに活かせませんか?」という意識を持ち、共に地域の資源を活かす未来を作り上げていきましょう。私たちのビジョンは、持続可能な社会の構築に向けた重要な一歩です。お問い合わせやご相談は、
こちらからどうぞ。
会社概要
- - 商号: 株式会社四国の右下木の会社
- - 所在地: 徳島県海部郡美波町奥河内字弁才天54-5
- - 代表者: 吉田基晴
- - 設立: 2021年4月
- - 事業内容: 樵木林業による循環型林業・備長炭の製造販売
- - はうだいサイト: KORIKI STORE
この新しい取り組みが、地域と共にどのように発展していくのか、今後の動きに注目です。