学生による企業PRムービー制作プロジェクト
豊橋市で行われた「学生×企業のムビプロ」は、学生たちが地域の企業に対する理解を深め、豊橋という土地への愛着を深めるためのユニークな試みです。今年で3年目を迎えるこのプロジェクトには、豊橋市内の大学に通う19名の学生が参加し、実際の企業を取材しながらPRムービーを制作しました。
受講生の活動内容
参加した学生たちは、愛知大学、豊橋技術科学大学、金城学院大学、南山大学、名城大学から集まっており、6つの異なる企業に焦点をあてました。これらの企業はそれぞれ異なる業界で活動しています。
- - 中部ガス不動産株式会社(不動産)
- - 株式会社ジェイアンドシー(菓子・日用品の輸出入)
- - 株式会社大仙(温室設計・製造)
- - 株式会社平松食品(つくだ煮製造)
- - 株式会社ナツメ(銅加工品)
- - ミカワリコピー販売株式会社(OA機器販売)
学生たちは、各企業を訪問し、取材や撮影を行い、その結果を基に約2分のPR動画を制作しました。このプロジェクトは、メディア制作の技術を学ぶだけでなく、地域経済への理解も深める絶好の機会となりました。
発表会の様子
発表会では、学生たちが制作したPRムービーの披露が行われました。各グループは、取材を通じて得た「事業内容」「技術力」「社内の雰囲気」といった企業の魅力を伝えるために、工夫を凝らした動画を作成し、観客からの反応を受けました。企業側の参加者からは「学生の視点は新鮮で、社員にも良い刺激を与えてくれた」とのフィードバックが寄せられました。
企業と学生の交流
発表後、学生と企業の社員との交流の時間が設けられ、実際に企業の現場で働く人々との対話が実現しました。豊橋技術科学大学大学院の一学生は、「普段は触れない業界の実情を知ることができ、今後のキャリアに生かしたい」と感想を述べました。また、参加した学生たちは、豊橋市の製造業だけでなく、他の業種の魅力を学ぶ機会となったことにも感謝していました。
PR動画の活用
完成したPRムービーは、豊橋市の公式ホームページにて公開されており、企業のホームページや就職説明会でも活用される予定です。学生たちの努力によって制作された動画が、企業の魅力を広める手助けとなることでしょう。地域の学生が企業と積極的に関わる姿勢は、今後の豊橋市の発展にも寄与することが期待されています。