マッチングアプリ婚が新たな潮流
近年、結婚における出会い方が大きく変化しています。マッチングアプリを通じて結婚したカップルが増加しており、最近の調査によれば、2024年5月以降に結婚した人のうち、なんと33.3%がマッチングアプリを通じて出会ったとのことです。これは従来の出会い方に対する大きな変化を示しています。
交際期間の短縮
さらに注目すべきは、マッチングアプリを利用して出会ったカップルは、交際期間が短く、その割合が50.9%に達しています。これに対し、他の出会い方を通じて結婚したカップルにおいては、交際から結婚までに2年以上かかることが多いため、マッチングアプリ婚は「スピード婚」の傾向にあると言えます。
この調査はナイル株式会社が2025年5月12日から19日まで実施したもので、20~39歳の既婚男女2,143人を対象に行われました。その結果、職場や友人の紹介に続いて、マッチングアプリが出会いのプラットフォームとして急速に浸透していることが明らかになりました。
家族に対する抵抗感
しかしながら、マッチングアプリで出会った相手と結婚することには、まだ抵抗感を持つ人も多いようです。調査によると、54.2%の人が家族や友人にこの事実を話すことに躊躇を感じていると答えました。これは、「自然な出会い」の理想や、世代間での出会いに関する理解の乖離が影響していると考えられます。
具体的には、「周りにアプリを使って出会った人が少ないため恥ずかしい」「親世代がマッチングアプリに対する理解がない」という声が挙がっています。また、マッチングアプリに対して「出会い系」という偏見を持っている人も少なくありません。
新たな結婚観の形成
しかし、このような懸念にもかかわらず、マッチングアプリを通じた出会いは確実に新たなスタンダードになりつつあります。そして、効率的に価値観が合う相手を見つけられるという点が、これからの結婚観に大きな影響を与えることでしょう。
本調査からは、マッチングアプリが「出会いの手段」としてのみならず、新しい家族の形や結婚観を提案するものとして進化していることが伺えます。
出会いコンパスについて
ナイル株式会社が運営する『出会いコンパス』は、300以上のマッチング関連サービスをレビューし、安心して出会えるサービスを提供するメディアです。現代は、多様な出会い方が存在し、自分に合った方法で信頼できるパートナーを見つけることがますます重要になっています。出会いの選択肢が増えることで、従来の「理想的な出会い」の枠を超えた結婚観が形成されていると言えるでしょう。
終わりに
マッチングアプリ婚が定着しつつある今、結婚の新常識として受け入れられる日も近いはずです。そのためには、マッチングアプリに対する偏見を無くし、オープンな議論が行われることが重要です。多様化する出会いの中で、人生を豊かにする伴侶との出会いは、今後ますます価値が高まっていくことでしょう。