木の温もりあふれる新しい特別養護老人ホームが岡山市にオープン

木と共に生きる　特別養護老人ホーム「いやしの杜神田町」

岡山市北区に新たに竣工した特別養護老人ホーム「いやしの杜神田町」は、その名の通り、心地よい安らぎに満ちた空間を提供しています。2025年2月7日に引き渡され、4月1日からの運営が開始されました。この施設は、入居定員29名、ショートステイ定員10名を有する全個室の施設であり、入居者が心穏やかに毎日を過ごすことができる設計が施されています。

コンセプトと設計の背景

特別養護老人ホーム「いやしの杜神田町」は、社会福祉法人廣仁会が設計したもので、木造3階建ての構造を採用しています。通常、この規模の介護施設は鉄骨で建設されることが一般的ですが、施主の強いこだわりから木造が選択されました。この選択は、入居者やその家族、スタッフが木の温もりを日々感じながら過ごせるようにするためのものであり、住環境全体に優しさとぬくもりをもたらしています。

建物の設計と施工は、岡山県を拠点に活躍するライフデザイン・カバヤ株式会社が担当しました。彼らは長年にわたり地域密着型の住宅事業を展開してきた実績があり、新しい介護施設の施工にあたってもその経験が活かされています。

内覧会の盛況

内覧会は2025年3月16日と17日の2日間開催され、150人以上の訪問者がありました。多くの家族や地域住民、事業関係者が会場には足を運び、施設の魅力を体感しました。内覧会では、入居者が活用できる多様な共用スペースや、個々のプライバシーを重視した個室の仕様が詳しく紹介され、訪れた人々の関心をひとしお集めました。

施設のスペックと環境

「いやしの杜神田町」の敷地面積は2214.99㎡、延床面積は2016.00㎡。施設には全個室の住居が設けられており、各部屋は入居者に最大限のプライバシーを保つよう配慮されています。また、木材を効果的に使用し、自然光を取り入れる工夫もされているため、明るく暖かい環境が整っています。

施設概要

- 工事名称: 特別養護老人ホーム「いやしの杜神田町」新築工事
- 構造: 木造3階建て
- 住所: 岡山市北区神田町一丁目9番8号
- 建築主: 社会福祉法人廣仁会
- 設計監理: 株式会社山陽設計
- 施工会社: ライフデザイン・カバヤ株式会社

さらなる展望

社会福祉法人廣仁会は、「いやしの杜神田町」のオープンを機に、地域貢献のさらなる姿勢を強化していく考えです。すでに運営している他の施設（特別養護老人ホームいやしの杜、特別養護老人ホームいやしの杜備前）と連携し、岡山県内での介護サービスの充実を目指しています。

今回の新設された特別養護老人ホームは、入居希望者やそのご家族にとって是非訪れたくなる場所となります。木のぬくもりに包まれた居住空間で、日常をより豊かに過ごすことができるこの施設の今後に期待が寄せられます。