株式会社汐文社が栄誉ある受賞を果たしました!
このたび、株式会社汐文社が第27回「学校図書館出版賞」を受賞することが決まりました。受賞作は『石のふしぎがわかる!岩石・宝石ずかん(全3巻)』です。この書籍は、著者清水洋美氏の手によって、監修者の柴山元彦氏とともに、子どもたちに岩石や宝石の驚きと楽しさを伝える内容となっています。
授賞式は、8月8日(金)に行われる予定で、多くの関係者がその日の栄光の瞬間を迎えることに期待を寄せています。特に、この書籍は、低学年向けに分かりやすく岩石や鉱物を紹介している点が評価されました。子どもたちが身近に触れられる自然の不思議を学び、自ら探求する力を育む一助となるでしょう。
『岩石・宝石ずかん』の詳細
この本は、岩石や鉱物が「どこで見つかるのか」や「何に使われているのか」を易しく解説する全3巻から成り立っています。具体的には、以下のような内容が含まれています。
1. 自分で探せる!火成岩編
2. 化石にも出会える!?堆積岩・変成岩編
3. 見つけられたらラッキー!宝石編
各巻32ページのAB判で構成されており、主な対象年齢は幼児から小学校低学年を想定しています。また、シリーズ全体の定価は9240円(本体価格8400円)となっており、教育現場でも広く活用されることが期待されています。
著者と監修者のプロフィール
著者の清水洋美氏は、出版社勤務を経て自然科学関連の児童書を手がけているフリーランスの編集者・ライターです。過去には『はじめて読む 科学者の伝記(全4巻)』や『細胞タウンの大冒険』など、多くの作品に携わっています。
監修者の柴山元彦氏もその道のプロです。地学教育において38年間のキャリアを持ち、定年後は自然環境の研究を行う一方で、ボランティア活動を通じて子どもたちのために防災に関する冊子を作成するなど、幅広く活動しています。
学校図書館出版賞の意義
この「学校図書館出版賞」は、学校図書館向けの優良な出版企画を顕彰するためのものです。選考は全国学校図書館協議会が行い、特に優れた企画には賞が授与されます。汐文社の受賞は、その出版物が教育現場でいかに価値のあるものであるかを示すものでもあります。
教育に情熱を持つ汐文社は、1976年に設立され、児童向け書籍の出版に力を入れています。特に「はだしのゲン」シリーズなど、子どもたちに命や平和の大切さを伝えるための本を多く出版しており、2013年にはKADOKAWAグループに加入しました。今後も教育現場に寄与する書籍を多数提供していくことを期待しています。
新たに刊行される『岩石・宝石ずかん』は、子どもたちが自然に親しむ契機となることでしょう。そして、汐文社の今後の歩みにも目が離せません。