八王子産酒米米粉で生まれた!食べられるスプーン『PACOON』
株式会社勤労食と創価大学理工学部丸田ゼミが共同開発した、八王子産酒米米粉を使用した食べられるスプーン『PACOON(パク―ン)』が注目を集めています。
このスプーンは、吟醸酒の製造過程で副産物として生まれる米粉を有効活用することで、食品ロス削減に貢献しています。また、国産で無添加、管理栄養士の監修のもと、美味しさ、栄養価、環境への配慮を追求したサステナブルな商品です。
地域資源を活かしたアップサイクル
『PACOON』は、クッキーのような楽しい食感で、熱いスープにも対応できる高い耐水性・耐熱性を持ち合わせています。2024年10月までに累計80万本を販売しており、その美味しさ、機能性、環境への配慮から高い評価を得ています。
今回のプロジェクトでは、八王子産酒米の吟醸酒「高尾の天狗」の製造時に生まれる米粉を使用しています。創価大学の学生たちは、食品ロス削減だけでなく、地元資源の活用や地域経済の発展にも貢献したいという強い思いを持って開発に取り組んでいます。
学生たちの情熱が形になった
学生たちは、簡易的な器具で試作品を開発しましたが、量産化に向けて試行錯誤を重ね、新たなレシピを生み出しました。家畜のエサなどに利用されていた米粉に新たな価値を与え、地域活性化に貢献する商品へと進化を遂げました。
株式会社勤労食 代表取締役副社長 濱崎佳寿子氏コメント
「このプロジェクトは、未利用食材の有効活用、食品ロス削減、地域の魅力発信という3つの目標を掲げています。これまでにも企業や学校と連携し、廃棄予定の食材をアップサイクルした商品を開発してきました。このモデルを全国に広げ、地域に眠る資源を活用したサステナブルな社会の実現を目指しています。
地域の魅力を最大限に引き出すお手伝いをさせて頂ければ幸いです。」
八王子いちょう祭りで試食を体験!
2024年11月16日(土)、17日(日)に開催される「八王子いちょう祭り」にて、学生たちが開発した『PACOON』の試食イベントが開催されます。
ぜひ足を運んで、サステナブルで美味しい『PACOON』を体験してみてください。