トヨタモビリティパーツがリバースピッチイベントを開催！新たなオープンイノベーションを推進

トヨタモビリティパーツが挑むオープンイノベーション

イベント概要

日本屈指のオープンイノベーション拠点「STATION Ai」に所属するトヨタモビリティパーツ株式会社が、2025年9月1日に新たな試みとして「リバースピッチイベント」を開催します。このイベントは、STATION Aiが実施する支援プログラム「SKIP」の一環であり、企業と技術者のマッチングを促進する目的で企画されています。

SKIPとリバースピッチの目的

「SKIP」は、STATION Aiのオープンイノベーションコーディネーターが企業のニーズに合わせて様々なサポートを行うプログラムです。このプログラムを通じて、トヨタモビリティパーツは実際の事業課題をリバースピッチとして発表し、協業の機会を創出しています。

リバースピッチイベントでは、特に自社のニーズや課題をオープンにし、協業先や技術パートナーを募集することが主な目的となっています。この形式のイベントは、技術者や企業がニーズに基づいた具体的な提案を行うことが可能で、技術革新を加速することに寄与します。

ピッチテーマと求める技術

今回のピッチテーマは、「品番問い合わせ業務の自動化」に関連したもので、技術的にはAIを活用した部品の特定と効率化が求められています。具体的には、以下のような技術パートナーを募集しています。

1. AI技術パートナー
自然言語処理や画像認識技術を駆使して、トヨタモビリティパーツが持つ膨大なデータを活用した高精度モデルを共同開発する企業。

2. UI/UXパートナー
整備士が直感的に使用できるスマホまたはWebアプリを設計・実装し、新しい発注体験を提供する企業。

この他にも、顧客が撮影したデータを認識する画像認識技術や、電話での会話内容を文字起こしする技術なども求められています。

イベントの流れと参加方法

「リバースピッチ」では、トヨタモビリティパーツが提示した課題に対し、スタートアップ企業5社が「アンサーピッチ」を行い、具体的なソリューションやPoC（概念実証）を提案します。これにより、オーディエンスとなれば、後日トヨタモビリティパーツに対して自社の技術提案を行うことも可能です。

さらに、イベント終了後にはネットワーキングの時間が設けられ、さまざまな企業との交流の機会も創出します。

交通費支給と参加について

なお、イベントには遠方から参加するスタートアップ企業を対象に、先着5社に限り交通費が支給される特典があります。この機会を利用して、より多くの参加者が新たな出会いを体験できることが期待されています。

参加希望者は、公式サイトのエントリーフォームから申し込むことで、無料でこのイベントに参加可能です。受付は8月28日まで行われており、定員に達し次第締め切るとのことです。

STATION Aiの取り組み

「STATION Ai」は、700社を超えるスタートアップと連携し、新規事業創出を目指す拠点です。専門スタッフが提供するサポートや交流機会を通じて、多様な課題解決に取り組んでいます。スタートアップが成長するための環境が整っているため、これからの技術革新がどのように進んでいくのか、今後の展開が興味深いです。