バッファローが日本サイバーセキュリティ産業振興コミュニティに参画
株式会社バッファロー(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員CEO:牧 寛之)が、日本のサイバーセキュリティの発展と経済安全保障の強化を目指して新たに設立された「日本サイバーセキュリティ産業振興コミュニティ」(通称:NCPC)に一般会員として参加することとなりました。本コミュニティは、日本でのセキュリティ製品やサービスを支える企業同士の連携を目的としています。
実現するセキュリティ対策の重要性
近年、サイバー攻撃はますますその手口が巧妙化しており、企業や個人のセキュリティ対策の重要性が増しています。バッファローはネットワーク機器の製造・販売を行っており、ITインフラを支える日本企業として、NCPCの理念に賛同し参加を表明しました。今後はコミュニティの活動を通じて、日本国内のセキュリティ産業の強化を図っていきます。
コミュニティ設立の背景
サイバー攻撃による影響が広がっている日本では、すでに多くの組織が被害に遭っています。また、経済安全保障推進法や能動的サイバー防御関連法の成立など、法整備も進んでいます。これにより、サイバーセキュリティは国家の安全保障と経済活動の両面から極めて重要な課題となっています。
現在、日本はデジタル貿易赤字の拡大や国外製品への過度の依存が問題視されており、自らの産業を強化し発展させることが求められています。このニーズに応えるために、NCPCは日本のセキュリティ産業を強化する新たな枠組みとして設立されました。これに関連し経済産業省が発表した「サイバーセキュリティ産業振興戦略」にも、デジタル貿易赤字の是正や日本のセキュリティ産業の競争力強化が示されています。
また、2025年に閣議決定された「統合イノベーション戦略 2025」によって、日本のデジタル化を安全に進めることが一つの目的とされています。これにより、国内産業の根底からの改善が図られるでしょう。
NCPCの概要
日本サイバーセキュリティ産業振興コミュニティの目的は、日本のセキュリティを地域から世界まで支えることです。さらに、コミュニティのキャッチコピー「日本の守る力を興す力へ。興す力で世界を導く力へ」が表すように、セキュリティと技術の進化を進め、デジタル立国の再興を目指しています。
主な活動内容
NCPCは以下のような活動を行います:
- - 日本のセキュリティ・サービスのマッピングやスコアリング、セキュア設定ガイドの共有
- - 海外展開に向けた活動の実施
- - セキュリティに関する官民合同の勉強会や情報交換
- - 政策提言や関係機関との連携活動
分科会では、マーケティングやソリューション提供、ロビーイング、コラボレーションに特化した議論が行われます。これによって、日本全体のセキュリティ産業の強化と育成が期待されています。
まとめ
バッファローの参画によって、NCPCは日本のサイバーセキュリティ産業のさらなる発展が見込まれます。企業間の協力を通じて、日本のデジタル経済が安全に成長していくことに寄与することを目指します。