日本の農産物の生産から販売まで一気通貫で展開する株式会社日本農業は、青森県弘前市内のりんご選果場にてオランダの選果機メーカー企業・GREEFA社製の大型選果機を導入しました。
この大型選果機は、従来の日本式選果機に比べ約3倍の処理能力を持ち、2024年9月下旬より稼働開始予定です。これにより、境関選果場では昨シーズンから約2.5倍の1万9,000トンのりんごの選果を行う計画です。
日本農業は、「日本の農業で、世界を驚かす」をミッションに、生産から販売までを一気通貫で担い、産業の構造転換を目指しています。生産性向上やコスト削減を図り、収益性が向上する農業モデルを構築し、農業に携わる方々の安定した収入獲得にもつながる持続可能な農業の実現を推進しています。
2016年の設立より日本産りんごの輸出を手がけてきた日本農業は、青森県弘前市に支店を構え、青森県内のりんご生産者の皆さまと契約を結び、青森県産りんごをアジア各国へ輸出および日本全国に販売しています。さらなる海外・日本国内の双方の販路拡大を見据え、今秋、りんごの外観検査を自動化でき、かつ1秒で8個の高速選別ができ従来の約3倍の処理能力を持つ大型選果機を導入する運びとなりました。
GREEFA社製大型選果機を導入することで、品質を安定させ、大幅にりんごの選果量を増やすことができます。2023年実績では、導入拠点の境関選果場では7,500トンのりんごの選果を行いました。2024年シーズンは約2.5倍の1万9,000トンの選果量を計画しています。なお、GREEFA社製大型選果機では、入庫していただいたりんごの粗選果と、国内販売用製品の製造で稼働します。
選果量の増加は、国内外への販売拡大だけではなく、生産者向けのサービス拡充にもつながります。いままで生産者が担ってきた選果作業をせず入庫する「ぶっこみ入庫」のサービス対応量を増やし、生産者の作業負担軽減に寄与します。青森の基幹産業であるりんご産業に貢献できるよう今後もまい進してまいります。
GREEFA社製大型選果機は5月にオランダを出発し、輸送から設置工事、9月下旬の稼働開始まで約6か月を要しました。稼働までを追いかけた動画を、YouTube「ニチノウチャンネル」で公開しています。
【海外選果機】国内初!オランダGREEFA社製の大規模選果機を導入!搬入から稼働までを大公開!
GREEFA社製大型選果機は、従来の日本式選果機に比べて、内蔵カメラが20基搭載されており、りんご1個につき360度、150枚の撮影を行うことができます。従来の日本式選果機の機能に加え、「生傷」や「オセ」「サビ」なども判別できることが、大きな特徴です。選果速度も1秒に8個のりんごを選別でき、従来の約3倍の処理能力を実現しています。
選果量の増加は、生産者向けのサービス拡充にもつながります。「ぶっこみ入庫」の対応量を増やすことで、生産者の作業が軽減され、生産規模の拡大や栽培により注力していただきたいと考えています。
日本農業では、りんごを入庫していただく農家の皆さまを募集しています。農家の皆さまの作業負担の軽減となるよう、木箱のみならず軽量化を図ったプラスチックコンテナ・折りたたみコンテナでの入庫や、生産者での山選果をせず入庫する「ぶっこみ入庫」が可能で、集荷サービスなども提供しております。「身体が楽になった」「作業が減って助かった」という声をいただいています。
ご興味ございましたら、下記のお問合せ先よりご連絡ください。