阪急阪神不動産株式会社、フィリピンでの新たな一歩
阪急阪神不動産株式会社は、フィリピンに現地法人「Hankyu Hanshin Properties Philippines Corp.」を設立しました。この新たな取り組みは、マニラ都市圏において、戸建住宅分譲事業『アラミノスプロジェクト』と『サミットプロジェクト』に参加することを目的としています。
プロジェクトの背景
今回のプロジェクトは、阪急阪神不動産が2017年からパートナーシップを組んでいるフィリピンの不動産デベロッパー「P.A. ALVAREZ PROPERTIES AND DEVELOPMENT CORPORATION」と共同で進められます。これまでの取り組みが実績を上げていることからも、現在進行中のフィリピンプロジェクトは10件に達し、その総戸数は約7,270戸に上ります。
アラミノスプロジェクトの詳細
プロジェクト位置
『アラミノスプロジェクト』は、マニラから南へ約70kmの距離にあるラグナ州アラミノスに位置しています。通勤には便利な立地で、高速道路を利用すればマニラ中心部まで約75分でアクセス可能です。
生活環境
周囲には大型商業施設や教育機関、病院といった生活に必要な施設が揃っており、非常に利便性が高いエリアです。また、商業や工業の中心地でもある南部のサンパブロ市へも車で約20分とアクセスしやすく、周辺には複数の工業団地が立地しています。これによって、勤務者の住宅ニーズも期待されています。
物件概要
- - 用途: 分譲住宅(タウンハウス)
- - 建設地: ラグナ州アラミノス
- - 敷地面積: 66,271平方メートル(約6.6ha)
- - 竣工予定: 2027年
- - 分譲戸数: 517戸
サミットプロジェクトの詳細
プロジェクト位置
『サミットプロジェクト』は、マニラ中心部から南へ約65kmのバタンガス州リパ市に位置しており、こちらも通勤に適した場所です。高速道路を利用すれば、マニラまでのアクセスは約60分です。
生活環境
リパ市中心部には大型商業施設や病院があり、生活利便性も高い地域です。また、近隣にはリマ工業団地(約1,000ha)があり、勤務者の住宅需要も見込まれています。
物件概要
- - 用途: 分譲住宅(戸建・タウンハウス)
- - 建設地: バタンガス州リパ市
- - 敷地面積: 64,670平方メートル(約6.5ha)
- - 竣工予定: 2027年
- - 分譲戸数: 547戸(うち戸建:132戸、タウンハウス:415戸)
将来的な展望
阪急阪神不動産の現地法人「Hankyu Hanshin Properties Philippines Corp.」は、フィリピンにおける住宅分譲業務を更に推進していくことで、現地市場での地位を強化し、さらなる発展を目指す考えです。
会社概要
阪急阪神不動産は、様々な不動産業務を展開しており、オフィスや商業施設の賃貸から分譲まで、幅広い事業を手掛けています。フィリピンにおける新たなプロジェクトは、同社の国際的な取り組みの一環として位置付けられています。今後の展開に期待が寄せられています。