親子で水脈を探る!岡山で井戸づくり体験を実施しました
2023年10月、岡山県倉敷市で特定非営利活動法人こうのさが主催する「親子防災リーダープロジェクト2026」の一環として、井戸づくり体験が行われました。このイベントには、小学生から大人までの21名が参加し、地域の防災意識を高めることを目指しました。
体験概要
参加者は、重機を使わずに単管パイプを人の力で掘り進めるという手法に挑戦しました。講師には、命の水脈コミュニティビルダーである鈴木昭彦さんを迎え、井戸づくりの基礎を学びました。体験場所は、岡山県倉敷市玉島陶にある「竹林のスコレー」にて行われました。
イベントは、安全祈願のお清めからスタート。お米やお酒、お塩が供えられ、講師が法螺貝を吹き鳴らすことで、参加者もその場の雰囲気を盛り上げました。このような儀式を通じて、参加者は単なる作業ではなく、意味のある体験であることを感じることができました。
井戸掘りチャレンジ
参加者は、主に子どもたちとその保護者。重いハンマーを持たせられ、世代を超えて交代で単管パイプを打ち込む作業を行いました。小雨の中でも、子どもたちは互いに協力して作業を進め、楽しみながら井戸掘りに挑戦しました。最終的には、掘った深さ約2.3mの場所で手押しポンプを使い、水を汲み上げることに成功しました。
とはいえ、期待した大きな水脈には届かず、汲み上げた水は主に地表から地下へ浸透した水にとどまりました。しかし、参加者たちは「水は地面の下にあり、人の力で得られる」という貴重な体験を持ち帰ることができました。
参加者の声
アンケート結果からは、参加者全員が防災への関心が高まったと回答し、お子さんたちも非常に楽しんでいたことがわかりました。中には「普段の水道のありがたさを感じた」という声もあり、地域の防災意識を高めることが目的の一つであったこのイベントは、確かな成果を上げたと言えるでしょう。
今後の展望
当日は掘削の結果が期待した水脈に達しなかったものの、井戸は地域での備えとして活用する可能性があります。参加者たちは、今後どのように継続して井戸を使えるかについて講師と相談を行い、さらなる知識を得る機会を持ちたいと考えています。
次回のイベントは、野外調理や消火器の使い方を学ぶ内容で、さらなる防災スキルの向上を目指します。
今回の井戸掘り体験を通じて、親子での学びや地域コミュニティの結束が深まったことが最大の収穫といえます。今後もこのような活動を通じて、地域の防災意識が育まれることを期待します。