急成長するTMT業界の旗手を決定するFast50、エントリー開始
デロイト トウシュ トーマツが主催する「デロイト トウシュ トーマツ 日本テクノロジー Fast50(以下、Fast50)」のエントリー受付が始まりました。このランキングは日本国内のテクノロジー企業の中で、収益成長率が著しい企業を対象としています。具体的な応募期間は、2007年6月1日から8月3日までとなっており、10月11日にランキングが発表される予定です。
Fast50の特徴は、応募企業が上場・未上場を問わず、過去3年間の収益成長率を基準にしている点です。このランキングの目的は、TMT(Technology, Media, Telecommunications)業界の企業の成長性を測る指標としての役割を果たすことです。受賞企業は、業界内でのコミュニケーションやネットワークの構築、さらには新たなビジネスチャンスを広げることにも繋がる可能性があります。
過去のFast50受賞企業を振り返ると、昨年度はメビックス株式会社が1位を獲得しました。同社は大規模臨床試験向けの支援管理システムを扱っており、驚異的な成長率で注目を浴びました。他にも、オンラインゲームの開発を行うサイバーステップ株式会社が2位に名を連ねています。2006年度のFast50は、特に双方向性のあるWeb 2.0企業が多くランクインしたことが特徴です。
ランキングを通じて、各年度の受賞企業の傾向を観察することで、どの分野が今後成長していくかのヒントも得られます。例えば、2003年の受賞企業はPCを活用したインターネット接続環境を提供する企業が多かったのに対し、2004年にはモバイル端末を使ったコンテンツ提供企業が目立つようになりました。このような変化は、業界全体の成長分野の変遷を理解する手助けとなります。
さらに、Fast50に応募した企業は、アジア太平洋地域のランキングである「デロイト アジア太平洋地域テクノロジー Fast500」の候補企業にもなり、グローバルな成長性をアピールする機会も得られます。例えば、2006年度のFast500には日本から52社がランクインしました。
世界の急成長テクノロジー企業に関する調査も実施されており、調査の結果、企業の成長には「堅実なビジネス戦略」が重要であることが示されています。また、87%の受賞企業のCEOが成長率の維持に関して自信を持っているとの調査結果もあり、受賞企業にとっての今後が期待されます。
Fast50の応募資格には、売上高の大半が自社技術に基づいている企業、3年以上の業務実績を有する企業、監査済みの売上高が必要であるなどの条件があります。そして、応募企業が日本資本の企業であることが求められています。
このFast50の詳細情報は、公式ウェブサイトで確認することができます。デロイト トウシュ トーマツは、テクノロジー、メディア、通信などの分野で急成長している企業に対し、支援を行っています。目指すのは、企業の成長性を最大限に引き出すことであり、今後もこのプログラムを通じてTMT業界の発展を支えていきます。
会社情報
- 会社名
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デロイト トーマツ グループ
- 住所
- 東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビルディング
- 電話番号
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03-6860-3300