キャディの革新
2019-01-31 14:00:54
キャディ株式会社、特許取得で日本のモノづくりを革新!自動見積りシステムとは
キャディ株式会社が特許を取得
日本のモノづくりをテクノロジーで革新することを目指すキャディ株式会社が、新たに特許を取得したことを発表しました。特に注目されるのは、製造業向けの受発注プラットフォーム「CADDi」社が開発した自動見積もりプログラムです。この特許は、特殊金属加工部品を発注する際に、最適な加工会社を選定する仕組みと、そのための技術に関するものです。
特許に関する詳細
取得した特許の名称は「製造委託支援装置、製造委託支援方法及びそのためのプログラム」であり、特許番号は6462945号です。この特許は、発注者が3D CADデータをアップロードし、必要なパラメータを指定することで、自動的に加工会社を選定し、見積もりを算出する機能を持っています。見積もりは約7秒という短時間で行われ、従来のプロセスに比べて大幅に効率化されています。
このプログラムは、提携する加工会社の原価データベースを活用しており、品質や納期、価格の最適なバランスを考慮しながら発注先をスムーズに決定することが可能です。相見積もりを行う必要がなくなるため、発注者にとっては時間とコストの大幅な削減が見込まれます。
CADDiのメリット
「CADDi」は、2017年11月にサービスを開始し、現在では利用企業が2000社を超え、全国の提携加工会社数は約80社に到達しています。このプラットフォームは、自動見積もりシステムを通じて、2週間以上かかっていた見積もり取得のストレスを解消し、低価格かつ高品質な製品の安定した発注を実現します。
キャディ株式会社は、製造業における非効率をテクノロジーによって根本的に解決することを目指しており、今後もプログラムの改善に取り組む姿勢を示しています。発注企業と提携加工会社の双方に満足度の高いサービスを提供し続けることが、同社のさらなる成長のカギとなるでしょう。
会社概要
キャディ株式会社は東京都墨田区に本社を構え、代表取締役は加藤勇志郎氏です。2017年に設立され、資本金は10.9億円。現在21名のスタッフが製造業の受発注プラットフォームの開発・運営に携わっています。
将来的な展望として、国内製造業の120兆円規模の調達領域におけるイノベーションを推進し、さらなる効率化と高品質化を目指しています。
まとめ
キャディ株式会社による新しい特許の取得は、日本の製造業における新たな潮流を象徴するものです。テクノロジーを駆使した見積もりシステムにより、業界全体の効率向上が期待される中で、今後の展開が非常に楽しみです。
会社情報
- 会社名
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キャディ株式会社
- 住所
- 東京都台東区浅草橋4-2-2 D'sVARIE浅草橋ビル(総合受付6階)
- 電話番号
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03-6843-3802