エプソン、インドネシアとタイの拠点がRBAプラチナ認証を取得
セイコーエプソン株式会社は、インドネシアの生産拠点であるPT. Epson Batam(PEB)とタイのEpson Precision(Thailand)Ltd.(EPTH)が、Responsible Business Alliance(RBA)のValidated Assessment Program(VAP)監査において、最高位のプラチナ認証を獲得したことを発表しました。これにより、RBAの行動規範に基づくCSR(企業の社会的責任)の実践が評価されることになりました。
RBAとVAP監査の役割
RBAは、企業のサプライチェーンにおける労働環境、安全衛生、環境保護、倫理に関する基準を設けており、その遵守状況を評価するためのVAP監査を実施しています。この監査は、RBAが認定した独立した第三者機関によって行われ、企業が設定した基準を満たしているかを慎重に確認します。エプソンは2019年4月からRBAに加盟し、CSRの向上を目指してVAP監査を自主的に受審しています。
プラチナ認証の意義
この度、PEBとEPTHは、VAP監査においてすべての指摘事項を解決し、満点の200点を取得しました。この結果として与えられるプラチナ認証は、世界でも数少ない認証であり、エプソンの生産拠点が高いCSR基準を維持していることを示しています。エプソンは、インドネシア、タイに加え、フィリピン、マレーシア、中国の生産拠点でもプラチナ認証を取得しており、その取り組みが評価されています。
エプソンのビジョン
エプソンの執行役員、生産企画本部長の武井昭文氏は、こう述べています。「エプソンは、持続可能で豊かな社会の実現に向けて、RBA行動規範を遵守しながら事業を推進しています。私たちの製品が人権や環境に配慮されていることをお客様やステークホルダーに安心していただけるよう、引き続き取り組んで参ります。」
企業情報
PT. Epson Batam
- - 設立: 1991年6月
- - 所在地: インドネシア バタム
- - 従業員数: 2,917人(2024年3月31日現在)
- - 事業内容: プリンター消耗品の製造
Epson Precision(Thailand)Ltd.
- - 設立: 1988年5月
- - 所在地: タイ チャチェンサオ
- - 従業員数: 1,757人(2024年3月31日現在)
- - 事業内容: ウォッチ及び水晶デバイスの製造
このように、エプソンのインドネシアとタイの拠点はCSRへの取り組みを一層強化し、持続可能な生産の実現に向けて前進しています。今後も持続可能性を重視した企業活動を通じて、社会に貢献していくことが期待されます。