画期的な無人機テラ・ドルフィン
2025-03-31 13:35:19

テラ・ラボが滑走路不要の革新無人機「テラ・ドルフィンVTOL」を開発

テラ・ラボが開発した革新無人航空機「テラ・ドルフィンVTOL」とは



株式会社テラ・ラボは、愛知県春日井市に本社を置く情報通信企業であり、最近、革新技術を体現する垂直離発着型の長距離固定翼無人航空機「テラ・ドルフィンVTOL」の飛行試験を成功裏に実施しました。この無人機は、滑走路を必要としないため、飛行の自由度が大きいという特長があります。

テラ・ドルフィンVTOLの試験結果



テラ・ラボは、2025年の1月から3月にかけて、国外にて累計50時間にわたる飛行試験を行い、その性能を評価しました。これは、日本国内では大型固定翼機の試験場を確保するのが難しいという背景から、国外の安全な場所で実施されたものです。テラ・ラボは、2025年5月までにこの無人機が累計100時間の飛行を達成する見込みです。

写真は、2025年3月28日に行われた飛行試験の様子で、テラ・ドルフィンの実力を示す貴重な瞬間です。日本国内での厳しい規制に則り、テラ・ドルフィンは機体の整備を行い、耐久性を確保した上での試験を継続しています。

多様な用途に対応する設計



「テラ・ドルフィン」は、翼長が4メートルのMPP(Multi Purpose Platforms)モデルとして設計されており、制御装置や推進装置、観測装置を自由に選べるため、様々な用途へ適応することが可能です。この特性から、特に災害対策や輸送、調査などのニーズにも応えることが期待されています。実際、県営名古屋空港ターミナルビルの3階には「テララボ災害対策オペレーションセンター」があり、実機が展示されています。

技術的な進化と未来の展望



テラ・ラボは、過去の地域復興実用化開発などの助成金を利用し、2019年から2021年にかけてプロトタイプによる飛行試験を行ってきました。現在は、愛知県の「新あいち創造研究開発補助金」を活用し、垂直離発着が可能な固定翼機として量産化に向けた性能評価試験を進めています。今後は、日本国内でカテゴリーⅡ(目視外飛行など)の実証実験を行い、早期の実装化を目指す方針です。

機体スペック



「テラ・ドルフィンVTOL」の主なスペックは以下の通りです。
  • - 全長:2900mm
  • - 全幅:4300mm
  • - 全高:975mm
  • - 機体重量:40kg
  • - 巡航速度:70-150km/h

会社情報



テラ・ラボは、革新的な技術を駆使して新たな時代の無人機の開発を推進しています。設立は2014年3月で、代表取締役には松浦孝英氏が就任しています。企業の詳細情報は、公式サイト(https://terra-labo.jp)から確認できます。

テラ・ドルフィンVTOLの開発は、無人航空機の未来を明るく照らし、様々な分野における可能性を開くため、今後も注目を集め続けることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社テラ・ラボ
住所
愛知県春日井市不二ガ丘3-28
電話番号
050-3138-1612

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