2025年の全国高等学校写真選手権大会「写真甲子園」に出場する学校が決定しました。この大会は、北海道の「写真の町」東川町を舞台に、高校写真部がその撮影技術を競う場として知られています。実行委員会によると、ブロック審査会を通過した18校が本戦に進出し、日本一を目指して熱い戦いを繰り広げます。
全国から518校が参加した「写真甲子園」。初戦審査会を突破した80校が行ったブロック審査会では、それぞれのブロックから選ばれた学校がプレゼンテーションを通じて作品の評価を受けました。北海道ブロックでは、2年連続で北海道幕別清陵高等学校が進出。また、東北ブロックからは初出場となる宮城県仙台二華高等学校が名を連ねており、各地域からの多様な参加校が特徴です。
特に注目のブロックは南関東ブロックで、4年連続で神奈川県立逗子葉山高等学校が出場し、初出場の神奈川県立座間総合高等学校との競争が見どころです。東京ブロックでは、東京都立総合芸術高等学校が2年ぶりに出場するなど、今年の大会も非常にレベルが高いものとなるでしょう。
ブロック審査会の模様は、2023年7月11日以降に写真甲子園大会の公式YouTubeチャンネルで配信される予定です。また、審査は著名な写真家たちによって行われ、プレゼンテーションを通じて各校の作品が厳正に評価されます。代表審査委員には、写真家の野村恵子氏が名を連ねており、その実力が期待されます。
18校が進出した本戦大会は、2025年に「写真の町」東川町を中心とした大雪山国立公園一帯で開催され、全参加校は同一の機材と条件下で撮影を行います。撮影コンペティションの後には、各校が作品をプレゼンし、最終的な評価が下される公開審査会も実施される予定です。
「写真甲子園」は1994年に始まり、今回で32回目を迎えます。これまでに全国から11,202校、33,606名の高校生が参加し、写真における若者たちの情熱を競い合ってきたこの大会は、今や全国的にも知られる存在に成長しました。高校生たちの熱意と創造力が結集するこの舞台で、次世代の写真家たちがどのような作品を生み出すのか、期待が高まります。
我々は、全国から集結する高校写真部生徒たちの創意あふれる作品を楽しみにしたいと思います。彼らが描き出す美しい瞬間が、どのように評価されるのか、注目していきたいと思います。詳細な情報や最新の発表については、公式ホームページや各種SNSを通じて随時更新されるので、ぜひチェックしてみてください。