環境意識を高める新しいカレー体験「金沢小坂店」オープン

2023年10月7日、カレーハウスCoCo壱番屋が初めてとなる環境配慮型店舗「金沢小坂店」を石川県金沢市にオープンしました。運営元の株式会社壱番屋は、持続可能な取り組みを強化するため、この店舗をモデル店舗として位置づけています。

この金沢小坂店は、店内外の環境に優しい設計が施されており、来店者は緑に囲まれた快適な空間で食事を楽しむことができます。敷地内の緑化が進められており、周囲との調和を図った外構デザインが特徴です。また、駐車場には再生技術を用いたエコアスファルトが使用されています。

壱番屋は「壱番屋長期ビジョン2030」の一環として、地球環境への配慮を進めることを目指しています。このビジョンには、CO2排出量の削減、廃食油のリサイクル、そしてプラスチック使用の削減が含まれており、金沢小坂店でもそれを具体化しています。

環境配慮型店舗の主な特徴

1. CO2排出量の削減:
金沢小坂店は、太陽光発電を導入し、電力の約10%を自給自足。また、遮熱シートや複層ガラスを用いた効果で、空調の使用量も抑えています。これにより、年間のCO2排出量を約60%削減することを目指しています。

2. 自然素材の活用:
店舗新築時には、木造構造を採用し、外壁には国産木材の端材を利用したオフセットサイディングが使用されています。これにより、新築時のCO2排出量を約29トン削減することにつながっています。

3. 節水対策:
水の使用量も年間約10%削減されるよう、節水型の機器が導入されています。生ごみ処理機の設置により、廃棄する生ごみをゼロにする取り組みも行われています。

4. 内装デザイン:
内装デザインは木目を基調としており、木材の梁を活かした空間づくりが行われています。テーブルや椅子にはFSC認証を受けた家具が使用されています。

地元に寄り添った取組

金沢小坂店は、地域住民にとっても魅力的な場所であることを目指しています。快適な食事環境を提供しながら、環境への影響を配慮した取り組みは、今後ますます重要視されるでしょう。

壱番屋では、金沢小坂店を成功事例として、他の新店舗への環境施策の導入を進めています。持続可能な社会の実現に向けて、この試みが他の店舗にも波及していくことを期待しています。