川の名残を見つける旅、「暗渠マニアックス展Vol.2」がいよいよ板橋区で開催されます。このイベントは、昨年度大変好評を博した「中央図書館『暗渠』関連イベント」を受け継いだもので、地域の新たな魅力を再発見する絶好の機会です。2023年11月24日(祝月)から12月5日(金)まで、中央図書館の1階図書館ホールにて、蓮根川水系の暗渠や路上園芸などがテーマとして展示されます。
イベントの内容は多岐にわたり、特に目を引くのは蓮根川や出井川に関する暗渠パネルの展示です。これに加え、来場者が自由に参加できるフリーワークショップも常時開催され、暗渠に関する知識や技術を学ぶ絶好のチャンスとなっています。また、関連書籍も約100冊が貸出されるため、知識を深めることができます。
特別講演会も見逃せません。11月30日(日)には「暗渠マニアック!」の著者、高山英男さんと吉村生さんによるトークセッションが行われ、暗渠の深い魅力について直接聞ける貴重な機会となっています。この講演では、暗渠の歴史や身近な環境における役割について、専門家の視点から解説されるでしょう。
さらに、イベント期間中の11月24日、29日、30日には、いたばしデザイン同好会によるグッズや書籍の販売も行われる予定で、訪れる楽しみが増えます。暗渠の魅力を別の角度から楽しむことができるこのイベントは、地域の情報や文化を深く知る素晴らしい機会を提供してくれます。
板橋区は、イタリアのボローニャ市との美術館を起点とした交流や、世界中の多数の海外絵本を収蔵する「いたばしボローニャ絵本館」を誇りにしており、そのユニークな特徴を生かした「絵本のまち板橋」というブランド作りを進めています。この文化的背景も、今回の暗渠イベントに新たな色を添える要素となるでしょう。
ぜひ、板橋区の中央図書館に足を運び、暗渠の不思議な世界に浸ってみてはいかがでしょうか。地域の歴史や環境を再発見し、新たな魅力を感じることができることでしょう。イベントへの参加は、地域を愛する方々だけでなく、歴史や自然に興味があるすべての人にとって貴重な体験となるはずです。皆様のご来場を心よりお待ちしております。