新たな言語の学びがもたらす喜びは、まるで冒険のようです。今回は、株式会社アルクが11月21日に発行する新刊『キクタンタイ語会話【入門編】』をレビューします。この書籍は、タイ語を初めて学ぶ方や、学び始めたばかりの初心者を主な対象とし、実用的なタイ語表現を習得するために設計されています。
本書の特長
多彩な場面に対応したフレーズ集
本書では、71の具体的な場面や機能に応じた計355のフレーズが厳選されています。観光旅行や出張中に必要となる場面を想定し、例えば買い物や食事、挨拶などのシチュエーションに対応した基本表現と応用表現を用意。教師にお願いする時、あなたの好きなものを尋ねる時はもちろん、レストランのメニューの頼み方など、様々な場面で使えるフレーズが学べます。基礎表現を身につけた後は、応用表現をマスターすることでコミュニケーションの幅が広がります。
音楽で楽しく学習
「耳」と「目」をフル活用して学ぶために、全355フレーズはチャンツ(歌詞のようなリズムのあるフレーズ)に仕立てられています。音楽のリズムに乗ることで、楽しみながら自然とタイ語が身につきます。これにより、繰り返しの学習で定着度が高まることでしょう。
発音や文法の解説
タイ語の特性である声調、基礎文法についてもコンパクトに解説。特に発音については、タイ文字ではなくローマ字で表記することで、初心者でも親しみやすく、覚えやすい内容になっています。こうした独自の工夫により、発音の理解がスムーズになります。
特別編で若者言葉も学べる
さらに、特別編として現代のタイドラマで頻繁に使われる若者言葉も紹介されています。これにより、タイ語の理解が深まるだけでなく、ドラマのストーリーをより楽しむための情報も得られます。このように、実用的なタイ語を学びつつ、文化やエンターテインメントの側面まで触れられる内容は非常に魅力的です。
便利な音声ダウンロード
本書にはCDやCD-ROMは付属しませんが、音声は無料でダウンロード可能。これにより、場所を選ばずにリスニングの練習を繰り返すことができます。
商品情報
- - タイトル:キクタンタイ語会話【入門編】
- - 価格:2,200円(税込)
- - サイズ:B6変型判、228ページ
- - ISBNコード:978-4-7574-4264-1
- - 著者:上原みどりこ、シリワン・ムニンタラウォン
著者について
著者の上原みどりこは大阪大学大学院博士課程前期を修了し、タイ語講師としての豊富な経験を持っています。また、シリワン・ムニンタラウォンは大阪大学大学院博士課程後期修了後、タマサート大学で日本語講座の助教授を務め、タイ語の専門家として知られています。
この新刊は、タイ語を身につけたいけれども何から始めるか分からない方々にとって、絶好の教材となること間違いありません。ぜひ手に取って、新しい言語の世界へ足を踏み入れてみてください。