NTT-ATが発表した「HIREC-RAS」とは
日本のNTTアドバンステクノロジ株式会社(NTT-AT)が、新たに超撥水材料「HIREC-RAS」の販売を開始しました。この製品は、優れた撥水性を持つ「HIREC」シリーズの新たな進化形として注目されています。特に、屋外設備の安全や保守のため、活躍が期待されています。
撥水性能の進化
一般的なフッ素樹脂コーティングの撥水性は接触角が約100度ですが、HIRECシリーズは初期接触角が150度以上という驚異的な数値を誇ります。この高い撥水性のおかげで、HIRECで施工された面は水を弾き、濡れることなく、軽微な汚れが付着しにくくなります。
しかし、自然環境の影響で、撥水性能は時間とともに失われがちです。チリやホコリの付着、紫外線による劣化がその原因です。そこで、HIREC-Rはセルフクリーニング機能を持ち、汚れが太陽光の下で自然に落ちるため、約3年間にわたりその撥水性能を維持できるのです。
スプレー缶タイプの利便性
新製品「HIREC-RAS」は、このHIREC-Rをエアゾール化したもので、スプレー缶タイプとして登場しました。スプレーで手軽に塗装可能で、あらゆる場面に便利です。これにより、特にHIREC100やHIREC-Rの塗膜面の部分補修も容易に行うことができるようになります。また、噴射の均一性が向上し、より使いやすくなりました。
幅広い用途
HIRECシリーズは、撥水性だけでなく、着氷や着雪の防止にも効果があります。アンテナやレーダー、橋梁、鉄塔、電力、鉄道、ビルなど、さまざまな分野での利用が見込まれています。これにより、NTT-ATは革新的な材料で産業全体をサポートし、より安全で持続可能な社会を実現しようとしています。
展示会への出展
NTT-ATは、「Meteorological Technology World Expo 2025」に出展する予定です。この展示会は、2025年10月14日から16日までオーストリアのウィーンで開催されます。この機会に、多くの人々がHIRECシリーズの素晴らしさを体感できることを期待しています。
詳細については、
こちらのリンクをご覧ください。HIREC-RASの登場により、これまで以上の業界の発展が期待されます。これからの進展に目が離せません。