テスト自動化の課題を解決する「QualityForward」の新機能
ソフトウェアの検証・品質向上支援サービスを提供する株式会社ベリサーブは、自社開発のクラウド型テスト管理ツール「QualityForward」に、テスト自動化の進捗と安定性を可視化する新機能を追加しました。
近年、システムテストやエンドツーエンド(E2E)テストレベルでのテスト自動化が進んでいます。しかし、手動テストケースを自動化する際には、複数のステップを経る必要があり、進捗状況の把握が難しいという課題がありました。また、テスト結果が不安定になり、原因特定が難しいケースも少なくありませんでした。
「QualityForward」の新機能は、これらの課題を解決し、よりスムーズで効率的なテスト自動化を実現するためのものです。
新機能の概要
1. テスト自動化状況レポート
手動テストを自動テストに置き換える検討ステップを定義し、自動化の進捗状況を時系列で可視化します。テストケースごとに、自動化の検討がどのステップまで進んでいるかのステータスを管理し、担当者が明示したステータス状況を集計することで、リアルタイムかつ時系列で進捗状況を可視化します。
これにより、テスト自動化活動が停滞している際に、どこにボトルネックがあるかを明確化し、テストマネージャーは早急に対策を行うことが可能になります。
2. 自動テスト安定性レポート
自動テストの成功・失敗や実行時間を時系列で分析し、安定性を可視化します。自動テストの結果を「QualityForward」に簡単に取り込める専用APIを新設し、取り込んだ自動テスト結果を時系列に表示することで、実行履歴を俯瞰して確認できます。
これにより、テスト実装担当者は、テスト実装を見直すべき箇所をいち早く検知することが可能となります。
「QualityForward」の利用方法
「QualityForward」は、ベリサーブIDを登録することで利用可能です。Webからの簡単な手続きだけで、契約・導入までを完結できますので、まずは無償トライアルからお試しください。
今後の展望
ベリサーブは、「QualityForward」のレポート機能強化に加えて、自動テストツールとの連携機能強化も予定しています。自動テストツールから「QualityForward」へのテスト結果連携を容易にする機能を提供することで、CIツールなどのテスト結果を橋渡しする仕組みを強化していきます。
「QualityForward」は、今後もソフトウェアテスト管理における課題を解決するための機能向上に努めてまいります。
「QualityForward」について
「QualityForward」は、ソフトウェア開発におけるテストの非効率な作業を減らし、開発スピードの向上と品質の向上を支援するテスト管理ツールです。
テスト結果のリアルタイム集計、多彩なレポート表示、テストケースやテスト結果のレビューやコメント機能、バグ管理システム(BTS)との連携機能など、テストに関連する情報を一元管理することで、多くの開発現場の業務効率化に貢献しています。
ベリサーブは、「QualityForward」を通じて、ソフトウェア開発におけるテスト工程の効率化と品質向上を支援し、顧客のビジネス成功に貢献していきます。