住みここち向上のためのセミナー、長久手市で第2回開催

2024年7月19日、愛知県長久手市において、大東建託株式会社が主催する賃貸未来研究所によるシリーズセミナーの第2回が実施されました。この取り組みは、地域住民の「住みここち」の向上を図るもので、前回に続き多くの市職員が参加しました。

セミナーの概要と目的

今回のセミナーには、長久手市の20の部署から合計27名の職員が参加し、社会の変化に関する講義を基に、長久手市が直面する多様な課題や、10年後の未来像について議論を展開しました。このシリーズセミナーは、持続可能な街づくりを目指す大東建託の理念に基づいており、地域自治体が抱える問題の解決にも寄与することを狙っています。

第1回目のセミナーでは、認知バイアスや思考の偏りについて学び、データの読み方を習得しました。第2回では、消滅可能性自治体の問題や将来の人口推計、さらにはAIや自動運転技術を含むテクノロジーの進化に基づく未来予測がテーマとなりました。講師の宗健フェローは、データに基づく分析を通じて、参加者が自ら考え出す未来像を模索する手法を提唱しました。

熱心な意見交換

質疑応答や討論が行われ、各グループは多様な視点から考察を深めました。職員たちは、地域の現状を多面的に捉え、長久手市の10年後の姿について想像を巡らせました。こうした活動は、職員間のコミュニケーションを促進し、街の未来に対する感度を高める貴重な機会となりました。

このようなセミナーが開催された背景には、前回の参加者から得た高い満足度と、データを用いた事実の把握の重要性がありました。これらのフィードバックを受け、さらなる深堀を図るため、第3回セミナーの実施も予定されています。