Z世代の舌をキャッチ!新たなカレー体験を提供する試み
最近、若い世代、特にZ世代の食文化が大きな注目を浴びています。その中でも、カレーは定番の人気メニューとして、多様なバリエーションと新しいアプローチを求められています。関西学院大学の石淵順也教授のゼミは、株式会社Mandrillusと協力し、カレーを利用した新しい食事メニューの開発を進めています。これまでのカレーのイメージを刷新し、Z世代のニーズに応える新たなメニューに注目です。
共同開発した新メニュー
関西学院大学と株式会社Mandrillusのコラボレーションによって生み出されたメニューは以下の通りです。これらは全て、Z世代が楽しめる工夫が盛り込まれています。
1.
おしゃべりな山田さんカレードリア
コンセプト:栄養価に配慮した、ポークカレーをベースにしたドリア。ブロッコリーやじゃがいもがふんだんに使われ、寒い冬に温まる一品。
2.
鉄鍋フレンチトースト
コンセプト:鉄鍋を利用したフレンチトースト。ふわとろ感が堪らないおやつにも食事にも最適なメニュー。
3.
カレー屋さんの特製ホットサンド
コンセプト:本格カレーを詰め込んだホットサンド。手軽に持ち運べるので、街歩きのお供にもぴったり。
4.
ごろっと満月カレーボール
コンセプト:巨大なたこ焼き風のカレーボール。チキンカレーがたっぷり詰まり、特製カレーソースとの相性抜群。
販売情報
初めの2品「おしゃべりな山田さんカレードリア」と「鉄鍋フレンチトースト」は、関西学院大学の上ヶ原キャンパスH号館1階の「鉄鍋キッチン」で、12月16日から12月18日まで購入可能。一方、「カレー屋さんの特製ホットサンド」と「ごろっと満月カレーボール」は、神戸市兵庫区の東山商店街内「マンドリルカレー 東山商店街店」にて、12月23日から12月31日まで提供されます。
取組みの背景
石淵ゼミでは、これまで様々な企業と連携し、マーケティングを活用して飲食商品の共同開発に取り組んできました。Mandrillusは2024年から大学内のレストランを運営することになり、Z世代の顧客層を開拓する目的で、本ゼミとのコラボが実現しました。また、ゼミ生は食に関する消費者行動を学びつつ、店舗の課題を分析し、新たなメニューの開発に挑戦しました。Z世代の視点を取り入れたお陰で、特別なメニューが生まれたのです。
選考プロセス
ゼミ生たちは、コンセプト発表や最終発表を通じてメニューの選定を行いました。選考には大学の教員だけでなく、Mandrillusの社長や社員も参加し、厳正な審査が行われました。試作と試食を繰り返し、具材や盛り付けの改良を重ねて、最終的な商品が確定したのです。このように、今までの枠にとらわれない新しいアイデアが受け入れられ、多くの議論の末に誕生したメニューたち。
学びを深める取り組み
深澤宏樹社長は、Z世代との商品開発を通じて多くの学びがあったとコメントしています。既成概念に縛られない自由な発想や活発な意見交換を通じて、ユニークな商品開発が進んだのです。これからもZ世代との対話を通じて、より良い商品創出を目指すMandrillusの取り組みに期待が高まります。
この新たな試みが、Z世代の食文化にどのように影響を与えていくのか、今後の展開に注目していきたいところです。