名古屋に新たなIT研修センターが登場！人材育成の新拠点誕生

名古屋に開設されたIT研修センター

日研トータルソーシング株式会社が、名古屋市西区に国内で2つ目となる「IT研修センター名古屋」を6月16日に開設しました。この新しい研修施設は、近年深刻化しているIT人材不足に対応するために設けられたもので、特に中部・関西地域の企業のニーズに応えることが期待されています。

IT人材の現状と必要性

日本国内では、企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）が急務とされ、IT技術者の需要が飛躍的に拡大しています。経済産業省の調査によれば、2030年までは最大で79万人のIT人材が不足すると予測されています。これは経営者や人事担当者の約90%が実感している昨今の課題です。

このような状況を受け、日研トータルソーシングは、東京に続く名古屋での研修センター開設を決定しました。これによって、東京のIT研修センターに依存することなく、地方においても質の高いIT人材の育成が可能になります。

様々な業界での支援

日研トータルソーシングは、幅広い業界での人材育成を行っています。製造業から医療、IT業界までを網羅し、未経験者でも専門スキルを習得できる研修プログラムを全国で提供しています。新設された名古屋センターでは、特にIT分野に焦点を当て、基本的なプログラミングから高度な技術までを学べるカリキュラムが用意されています。

内容の充実とアップデート

新設の「IT研修センター名古屋」では、コンピュータ基礎理論からデータベース、ネットワークの基本的な知識を学べるプログラムが実施されます。研修はIT業界で20年以上の経験を持つ講師陣が担当し、実践的なスキルを約2ヶ月間で身につけられます。

さらに、名古屋センターの開設にあたり、研修内容の一部をアップデートします。C言語のプログラミング演習に、組み込み系プログラミングの要素を加えることで、今後ますますニーズの高まる分野に対応します。具体的には、家電、自動車、産業機械などでの組み込みエンジニアを育成することを目指します。