視覚障がい者支援の最前線、AshiraseがVivaTech 2025に出展決定

AshiraseがVivaTech 2025に出展

日本国内を拠点とする株式会社Ashiraseが、フランス・パリで開催される欧州最大のテクノロジーイベント「VivaTech 2025」に、公式に出展企業として選出されました。今回は、視覚障がい者の歩行を支援する革新的なナビゲーションデバイスを世界に発信する絶好の機会です。

VivaTechとは

「VivaTech」は、Google、LVMH、BNP Paribas、La Posteなどの大手企業が提携する国際的な技術イベントで、毎年多くのスタートアップが集結します。昨年は16万5千人以上の来場者が記録され、特にイノベーティブな技術やアイデアが光る場として知られています。

今年もAshiraseは、同イベントの中でも特に注目される「AI Avenue」ゾーンにブースを設け、多くの来場者との交流を図ります。さらに、主要ステージの「Discovery Stage」でのピッチも予定されており、国際的な舞台でのアピールが期待されています。

準備するナビゲーションデバイス

Ashiraseが出展するデバイスは、革新的な靴装着型のナビゲーションシステムです。このデバイスは、足元の振動を通じて使用者に方向や行動を伝えるもので、視覚や聴覚を使用しません。これにより、両手や耳をふさがずに、より安全で自由な移動を可能にしています。

現在、この技術は日本国内での展開が進んでおり、2025年夏には欧州への販売も予定しています。これにより、視覚障がい者の移動の自由をさらに広げる機会が生まれることでしょう。

国際的な評価も

Ashiraseは、2023年のCESで「イノベーションアワード」を受賞しており、すでに国際的な注目を浴びています。その評価を受け、VivaTechでは、特に「注目すべき6社」の一つとして公式に取り上げられています。視覚障がい者支援という特化したニッチを狙った技術が、今後の市場でどのように成長していくかが注目されます。