札幌市が観光閑散期のイベント支援を強化！募集期間を延長

札幌市の観光促進策が進化

札幌市では、観光閑散期における新たな観光需要の創出と、観光消費の拡大を目指して、大規模イベントへの支援を行っています。特に、札幌市の魅力を引き出す音楽、食、スポーツ、そしてeスポーツ、アニメ、ゲーム等のイベントが対象です。

この支援は、観光閑散期の11月から翌年の3月15日（さっぽろ雪まつり開催期間を除く）に行われるイベントを対象にしています。特に大切な条件は以下の通りです。
1. 札幌市内の施設を活用すること。
2. 1日の集客予想が1万人以上であること。
3. 道外からの来訪者を誘致し、宿泊需要の創出が期待できること。
4. 札幌市での開催を継続的に検討していること。

ただし、過去に札幌市で行われたイベントは補助対象外となりますので注意が必要です。また、さっぽろ雪まつりの開催期間内は対象外となっていることも、参加希望者は確認しておく必要があります。

対象経費と補助内容

札幌市のこの支援制度で対象となる経費は、イベント開催に必要な移動費、宿泊費、機材運搬費、広告宣伝費、さらにイベント保険料が含まれます。
具体的には、移動・宿泊費や機材運搬費は50％の補助が受けられますが、広告水準は地域外からの参加者を対象にしたプロモーションも行う必要があります。これに対して、イベント保険料は100％補助されます。

補助金の上限額は5,000万円ですが、これには条件があり、収支に実績がない場合はその額に基づいて交付額が決定されるため、事業者同士の共同申請も同様に注意が必要です。

申請方法と期間

応募の締め切りは2023年7月31日正午まで。申請後、8月上旬に選考が行われ、イベントの実施は交付決定日から3月15日までに行う必要があります。事前に過去に申請したことのあるイベントを誘致し、開催している必要がありますので、準備が万全であることが求められます。

なお、事業は準備期間を含むため、しっかりとした計画を立てることが重要です。事業の実施後は、30日以内に実績報告を行う必要があります。