埼玉の動物園で「アニマルあつまるダンス」開催
埼玉県こども動物自然公園と彩の国さいたま芸術劇場が手を組み、特別なイベント「アニマルあつまるダンス」を開催しました。この企画は、県内の企業や団体と連携し、地域の文化活動を促進している「クロッシング」のテーマに基づいたものです。1988年から続くこの活動は、ダンスを通じて企業のイメージアップや課題解決にも貢献しています。これまで、埼玉高速鉄道やJR東日本との協力で実績を積んできました。
イベントの詳細
「アニマルあつまるダンス」は参加者が動物の動きを観察し、それをダンスに反映させる参加型のワークショップです。当日はまず動物観察ツアーが行われ、約30名の参加者が様々な動物の生態について学びました。その後、振付家であり、彩の国さいたま芸術劇場の芸術監督でもある近藤良平氏による身体ワークショップが実施され、参加者同士で動物の動きをダンスに組み合わせる楽しいひとときが展開されました。
午後には、第2部で70名を超える来園者が集まり、飼育係や職員とともにダンスを楽しみました。参加者は「かわいい」にとどまらない動物の魅力を体感し、様々な動きに触れることができました。実際に参加した方々からは、「色々な動物の動きを見てダンスをつくるのが良かった」という感想や、「親子で普段と異なる動物園体験ができて良かった」との声が寄せられました。
動画公開に関する情報
「アニマルあつまるダンス」のダンス動画は、2024年2月4日から埼玉県こども動物自然公園と彩の国さいたま芸術劇場の公式YouTubeチャンネル、及びそれぞれのSNSアカウントで公開されています。また、埼玉県こども動物自然公園内のモニターや、彩の国さいたま芸術劇場、埼玉会館でもご覧いただけます。興味のある方はぜひ一度チェックしてみてください。
企画の舞台裏
このイベントは、埼玉県こども動物自然公園と公益財団法人埼玉県公園緑地協会、彩の国さいたま芸術劇場(公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団)との協働によって実現しました。振付・音楽を担当する近藤良平氏は、ダンスカンパニー「コンドルズ」の立ち上げから活動を続けてきた実力派の振付家であり、NHK等でも幅広く活躍するアーティストです。彼のもとで作り上げられたダンスは、多くの方々に新しい発見をもたらすことでしょう。
最後に
この「アニマルあつまるダンス」は、動物と人間、双方が心を通わせる貴重な機会となりました。埼玉の街におけるこのような文化的な取り組みは、地域の活性化にもつながります。今後もこのような活動を通じて、多くの人々が動物の魅力を再発見し、楽しい時間を過ごせることを期待しています。