明治大で生理セミナー
2025-01-15 13:28:40

明治大学初開催の生理セミナーがジェンダー課題を照らす新たな光に

明治大学初開催の生理セミナーとその意義



2024年12月16日月曜日、明治大学にて初めての「生理セミナー」が開催されました。このイベントは、株式会社Be-A Japanが主催する女性支援プロジェクト「GBA(ジービーエー)」によって運営され、学生たちを中心に、現代社会におけるジェンダー課題について議論し、学ぶ貴重な機会となりました。

女性教育の先端、明治大学の役割



明治大学は、1929年に女子部を設立し、長い歴史を持つ女性教育のパイオニアです。この大学からは、日本初の女性弁護士の一人、三淵嘉子氏が輩出されており、ジェンダー研究に力を入れてきた実績もあります。それだけでなく、2010年にはジェンダーセンターが設立され、男女共同参画社会の実現に向けての取り組みも行われています。この背景を持つ明治大学で、「生理」というテーマが取り上げられることは、自ずと大きな意味を持っています。

セミナーの構成と内容



セッション1: 生理を知る



セミナーは、Be-A Japanの代表取締役、髙橋くみ氏と商品開発責任者の中村千春氏が登壇し、参加者の理解を深めるための4つのセッションで構成されました。まずは、生理についての基礎知識を提供し、生理が抱える社会的な誤解や偏見について掘り下げました。生理は依然としてタブー視されがちですが、その背景には歴史的・文化的要因が存在するという点が強調されました。

セッション2: 生理用品ワークショップ



続いて行われたのは、生理用品の選択肢に焦点を当てたワークショップです。ナプキンや吸水ショーツなどを実際に手に取り、その使用方法や利点について学びました。特に吸水ショーツは、多くの参加者にとって初めての体験であり、その吸水力を実感するシーンが見られました。また、男性参加者からも初めて生理用品に触れる経験が語られ、普段の生活では感じられない視点が生まれました。

セッション3: ジェンダー格差の背景



次に、生理に関連するジェンダー格差について深く掘り下げました。生理は特に「女性の問題」として扱われがちですが、無意識のバイアスがこれを助長しています。「生理の貧困」という課題も議論され、その苦境についての理解を深める重要な視点が提供されました。これには、知識が不足していることが大きな要因であり、正しい情報を得ることが女性たちの健康を守っていくことに繋がるというメッセージが強調されました。

セッション4: 未来へのアクションプラン



最後のセッションでは、グループに分かれてのディスカッションが行われました。「生理を理由に学校や職場を休むことは許可すべきか?」や「女性が男性主体の職業で活躍する方法」などのテーマが議論されました。参加者たちは、制度改革や企業の柔軟なマネジメントが重要であるとの意見を交わし、各自の考えを述べ合いました。

参加者の声と反響



参加者は、今回のセミナーを通じて様々な気づきを得たようです。一部の大学生からは「生理の貧困や職業選択の問題には、恥ずかしさや話しづらさが影響している」との意見が寄せられました。また、男性からは「女性の生理についての理解不足が制度に影響している」との感想もあり、参加者同士の理解を深めるための貴重な機会となったようです。

今後への期待



Be-A Japanは、今後もGBAプロジェクトを通じて、ジェンダー平等や女性の健康に関する意識を高めるべく生理セミナーを継続していくと発表しています。これにより、さらなる議論が展開され、より多くの人々が生理について、またジェンダー課題についての理解を促進できることが期待されています。

このようなセミナーを通じて、参加者が自身のキャリア形成においても新たな視点を得ることができることを願っています。そして、明治大学が引き続き女性教育のリーダーシップを発揮し、社会における男女の理解を深める機会を提供し続けてくれることに期待が高まります。


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会社情報

会社名
株式会社Be-A Japan
住所
東京都渋谷区神宮前5-1-7青山アロービル2F
電話番号
03-3473-3939

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