省エネ塗料「マクニカット」
2025-03-27 15:46:22
エネルギー削減を実現する遮熱断熱塗料「マクニカット」の導入成果
エネルギー削減を実現する遮熱断熱塗料「マクニカット」の導入成果
株式会社マクニカが開発した遮熱断熱塗料「マクニカット」が、オリエンタルモーターの複数の事業所で導入され、実際に省エネルギーを達成しています。この取り組みは、2050年のカーボンニュートラルを目指す社会の流れの中で、企業がCO2排出量削減に貢献する一環として進められています。
省エネへの取り組みの背景
オリエンタルモーターは、多様な精密小型モーターの開発・製造・販売を行う企業であり、特に85%に及ぶエネルギーを電力から消費しています。そのため、事業活動における省エネルギー対策は必須となっていました。しかし、2030年までに2013年比でCO2を50%カットするという目標には、高品質を維持しながら現行の生産設備のエネルギー消費を削減することが難しいという現実が立ちはだかっていました。
「マクニカット」の導入決定要因
オリエンタルモーターの鶴岡西事業所では、空調に対する電力消費が高いことに着目しました。使用中の室外機に直接塗布できる「マクニカット」は、既存の設備に影響を与えず、新しい省エネ対策を導入できる点が大変魅力的です。これにより、周辺の作業環境も保たれつつ、データとしての「見える化」が実現できるため、評価がしやすかったことが採用の決め手となりました。
「マクニカット」の効果と実績
「マクニカット」は、エアコンの室外機だけでなく、屋根や壁なども塗布可能な遮熱断熱塗料です。この塗料を使用することで、エアコン室外機の電力負荷が軽減され、夏季や冬季の空調に関わる電力消費を年間で10〜15%削減することが承認されています。
実際に2022年3月からテストを開始し、結果として鶴岡西事業所の空調設備では、同一条件のもとで実施された比較実験において、A系統が基準値の+15%であったのに対し、B系統の実測値はなんと-20%という大幅な削減を達成しました。
今後の展望
新社屋の鶴岡中央事業所でも、高い効果が得られたため、他の事業所においても「マクニカット」の展開を進める方針です。マクニカでは、サーキュラーエコノミー事業として、資源循環やカーボンニュートラルに貢献する製品やシステムを今後も開発・販売していきます。
「エネルギーを作る、使う、再利用する」をテーマに掲げることで、持続可能な社会への道を共に進む企業、マクニカ。省エネマネジメントソリューションの一環を通して、顧客のエネルギー削減の取り組みに寄与しています。
マクニカの環境ソリューションへの取り組み
マクニカは、半導体の取り扱いに加えて、環境問題解決に向けた様々なソリューションを提供しています。エネルギーマネジメントや省エネマネジメントを通じ、CO2排出量削減のための実践的な支援を行っています。今後も持続可能な社会の実現に向けた取り組みを拡充していく計画です。
会社情報
- 会社名
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株式会社マクニカ
- 住所
- 電話番号
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