左側だけ塗られていないパグ「ひだりパグ」
Re Designは、公式キャラクター「ひだりパグ」を中心に、絵本制作とぬりえワークショップを充実させていく取り組みを行っています。このキャラクターは、左側だけが塗られていないパグであり、それを通して「見えている世界は人によって異なる」というメッセージを発信しています。
クラウドファンディングによる新たな展開
2026年1月から2月にかけて、障害のある表現者との共創を基にしたキャラクターやアートを、商品や体験、教育、地域に広げるためのクラウドファンディングを実施しました。このプロジェクトでは、目標金額100万円を超え、最終的には109%の達成率と115名の支援者からの応援を受けることができました。この活動の成功を受け、ひだりパグは公式キャラクターとして多くのメディアを通じて、絵本やアパレルライン「WEARt」の展開への道を進んでいます。
絵本「ひだりパグと みえない せかい」の制作も進んでおり、この物語はひだりパグの日常を描いたものです。ひだりパグは、靴下を片方だけ履き忘れたり、ドーナツの左側を食べ忘れたりと、様々な場面に遭遇しながらも自分らしい世界を生きています。この絵本は「できない子をどう変えるか」ではなく、周囲の大人や社会にある「ふつう」の見方を問い直すことが目的です。
ぬりえワークショップの授業での実施
愛知医療学院大学においては、作業療法士である代表の伊藤竜司が「ひだりパグぬりえワークショップ」を実施しました。この授業では、学生たちが自由に色を塗り、なぜその色を選んだか、その意味について発表するという体験をしました。中でも「港区女子ひだりパグ」は、学生の未来の憧れが反映されたデザインとして印象的でした。このようなワークショップは、自己表現や他者理解、多様性への理解を促す機会があることを示しています。
あつまれ!ふくはぴんち Vol.2への参加
6月13日には「ひだりパグぬりえワークショップ」を開催する当イベントにRe Designが出展します。このイベントでは、参加者が自分のスタイルでひだりパグに色を塗り、個々の表現を楽しむことができます。ワークショップを通じて、皆さんに「ふつうとは何か」という問いを持ち帰ってもらいたいと思っています。
ひだりパグのキャラクターの背景
ひだりパグは、半側空間無視の症状を持つ方との共創から生まれたキャラクターで、その特異な外見には意味が込められています。Re Designは、このキャラクターを通して、障害や多様性の理解を深める機会を提供したいと考えています。ひだりパグの左側に欠ける部分は、未完成を意味するのではなく、他者の表現が加わる可能性を秘めているのです。このアプローチは、「できないこと」を「問い」に変え、視点を広げるきっかけになります。
絵本制作とさらなる展開
今後の展開としては、絵本「ひだりパグと みえない せかい」の制作を進めつつ、ぬりえワークショップを定期的に行い、学校や福祉機関向けの教育プログラムも拡充していく予定です。また、アパレルやグッズ展開、企業とのコラボレーションを進め、Re Designの持つメッセージをより多くの場所に届けたいと思っています。
Re Designは、ひだりパグを通じて「ふつうってなんだろう?」という問いを問い続けることで、子どもから大人までが共感し、考えるきっかけを生み出していきます。皆さんとともに、様々な実験と挑戦を続けていく予定です。