自動運転レベル4導入に向けた空港走行の新たな取り組み

自動運転レベル4導入に向けた取り組み

国土交通省は、自動運転レベル4の導入を見据えた重要なステップを踏んでいます。その一環として、「空港制限区域内における自動走行の実現に向けた検討委員会」が第18回を迎え、今後の実証実験や共通インフラガイドラインの策定について議論が行われます。

背景と目的

現在、日本では生産年齢人口の減少に伴い、労働力不足が深刻化しています。特に空港におけるグランドハンドリング業務は人手を要するため、自動化が求められています。そこで国土交通省は、平成30年から官民連携で自動運転の実証実験を行い、技術の実用化を目指してきました。

今回の委員会では、具体的な実証実験の進捗状況を報告し、共通インフラの整備に向けた方針が検討されています。この共通インフラは、自動運転車両が安全に走行できるために必要な要素であり、今後の自動運転社会に向けた基盤を構築するものです。

委員会の詳細

開催日

令和6年9月10日（火）15:00から17:00まで、会議は対面とウェブ形式で行われます。

議題

1. 実証実験の状況報告
2. 共通インフラガイドラインの現状について
3. 運用ルールの検討状況

報道関係者はウェブ傍聴が可能で、事前に申し込みが必要です。申し込み締切は9月9日です。

今後の展開

会議での議論が進めば、共通インフラガイドラインの策定や運用ルールの改正がより具体化することでしょう。これにより、自動運転レベル4の導入に向けた大きな前進が期待されます。

また、会議の資料や議事概要は国土交通省のウェブサイトに後日掲載される予定です。これにより、広く情報が提供され、多くの関係者が状況を把握できるようになるでしょう。