RYDEが始める環境に優しい移動の新しい形
RYDE株式会社(東京都渋谷区)は、環境負荷を低減する新たな試み「エコのるプロジェクト」を立ち上げることを発表しました。このプロジェクトは、公共交通機関の利用促進を目指すもので、特に大企業やスタートアップ、そして地域社会との連携を重視しています。これは、オープンイノベーションプラットフォームである Tokyo Marunouchi Innovation Platform(TMIP)の一環として実施されます。
エコのるプロジェクトとは?
「エコのるプロジェクト」は、地域の鉄道やバス、さらにはコミュニティバスに至るまで、より多くの公共交通が利用されることを目的とした活動です。公共交通を利用することにより、交通渋滞の緩和はもちろん、地域の活性化と環境負荷の軽減にも寄与することを期待しています。
このプロジェクトでは、RYDEが開発した「RYDE PASS」アプリを利用し、デジタル乗車券を通じて公共交通をお得に使える仕組みを提供します。これは、利用者に日常的にエコ活動を楽しんでもらい、その習慣を形成していくことを狙っています。一度だけでなく、継続して公共交通を利用してもらう体験を提案し、習慣化をサポートする仕掛けも整えています。
プロジェクト第一弾:東京都交通局との取り組み
このプロジェクトの第一弾として、東京都交通局と協力し、都営バスの利用促進に関する施策が展開されます。具体的には、「RYDE PASS」アプリで「都営バス一日乗車券」を購入する際に使える200円の割引クーポンが配布されます。このキャンペーンは2025年7月19日から9月30日までの期間限定です。
プロジェクト第二弾:滋賀県甲賀市との連携
次に、滋賀県甲賀市との協力により、親子向けの夏休みのお出かけ応援キャンペーンが行われます。「RYDE PASS」アプリを通じて「甲賀市コミバス1日親子パス」を購入する際に500円割引のクーポンが使える企画で、これは2025年8月1日から8月31日までの期間に実施されます。
今後の取り組みについては、エコのるの公式ノートで随時更新されていく予定です。
RYDEの今後の展望
RYDEは今後も全国各地の自治体や交通事業者との連携を強化し、エコのるプロジェクトをさらに広げていく考えです。地域社会の持続可能性に貢献し、誰もが自由で環境に優しい移動を楽しめる社会を築くことを目指しています。
TMIP(Tokyo Marunouchi Innovation Platform)とは?
TMIPは、東京都が運営するイノベーションプラットフォームです。大企業とスタートアップ、様々な業界との連携を強化し、丸の内エリアでの事業創出を目指しています。330団体以上が参加しており、環境問題への取り組みを重視しています。
また、TMIPは「Tokyo GreenTech Challenge」というプログラムを通じて、環境やエネルギーの分野でのスタートアップ支援にも力を入れています。
詳しくは、
TMIP公式サイト
まとめ
RYDE株式会社は、「エコのるプロジェクト」を通じて、デジタル技術を活用した公共交通の利便性を高め、持続可能な移動体験を提供します。これにより、地域社会との連携を深化させ、環境に優しい未来を構築することを目指しています。公私を問わず、自由に移動できる社会の実現に向け、RYDEの活動から目が離せません。